2008年05月22日

ラスト・フレンズ#7

 児童福祉課のお仕事ですよ、逃げた女なんか忘れて、仕事に生きなさいよね。
 美知留(長澤まさみ)が自分との関係で悩でいることを知った、瑠可(上野樹里)はタケル(瑛太)に相談しようとするが、先にタケルに告白されてしまい、相談する気を無くしてしまう。
 後日、瑠可は監督の林田(田中哲司)に恋人役を頼んで、タケルを諦めさせようとする。そんな時、タケルは姉の優子(伊藤裕子)と出くわすが、優子は何事もなかったかのように子供の世話を始める。優子を見てしまったショックでフラッシュバックを起こしたタケルは、気分が悪くなりシェアハウスに帰ってしまう。その事に気付いた美知留は、タケルの介抱をするのだった。
 そして、美知留は宗佑(錦戸亮)に別れを伝えるが、その事を恨んだ宗佑は瑠可の所属するレーシング事務所に瑠可を中傷する内容のビラを貼り付ける。

 育児放棄されている児童・直也(澁谷武尊)を拾った宗佑。
 児童福祉課に所属しているのだから直也を保護するのは良いし、それでいい人っぽいフラグを立てているように見せかけてもいるけれど、しっかりと「(美知留は)また戻ってくるから」などと話しかけることで、しっかりと宗佑の狂気を描いています。
 言葉は通じても、話が通じない、というのがこんなにも恐いとは。しかも、他のことでは常識や良識が通用する事が、ますます恐怖を助長しているという(^_^;

 だって、完全にアッチの世界に旅立った人間なんて、誰も理解できないんですよ。まともな部分と狂った部分の両方を備えていて、初めて理解できるし、理解できるだけに、自分の身にもこんな事が起きるかもしれない、という身近な恐怖を感じられるんです。
 それに、美知留が話せば分かって貰えると言い続けてきたのだって、他のことでなら話が通じるから、そう思い込んでしまったわけで。

 そんな宗佑の「また戻ってくるから」というのは、狂っている分、深く美知留の事を分かりすぎているから言えるセリフで、美知留は誰かに愛されてないと生きていけないし、シェアハウスには美知留を愛してくれる人が居ないんだよね。
 正確には、美知留が受け入れられる形で愛してくれる人が居ない、なんですけど。
 瑠可は、美知留のことを愛していても、同性同士と言うことで美知留にとって瑠可は友達以上にはなれない。その事が分かっているから、「また戻ってくるから」なんて言えるんだよな。

 瑠可はもう、自分のことで精一杯というか、美知留を愛せない自分を卑下していて、見ていてね、どうもね。
 言っていることはまともなのに、瑠可の悩みに共感できないから、宗佑よりも遠くに感じるんだよね。
 言っていることはまともなのに理解されない瑠可と、言っていることが異常なのに理解は出来ちゃう宗佑、という対比なのかな?
 なんだかんだ言って、美知留は理解できる人に惹かれる性質があるみたいだ。


 

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