昨日の話になりますが、面接に行ってきました。
その場所が天王寺だったのと、思ったより早く面接が終わったため、半ば突発的な思いつきで「大阪の路面電車」である阪堺電車に乗ってみようと思い立ち実行してきました。

最近再開発が進んで、梅田や難波にも負けないお洒落な街になりつつある天王寺駅界隈ですが、そのおかげで阪堺電車の乗り場へのアクセスは悪くなったなぁ(^_^;)。
なんとか乗り場に行きやってきた浜寺駅前行きの電車に乗り込む。
結構混み合っていたものの席に座ることはできたが、なぜか窓という窓のほとんどにブラインドがかけられていて、車窓が楽しめない。
電車はお洒落な天王寺を出るとほどなく住宅街に入る。 このあたりは帝塚山といい昔の大阪南部では高級住宅街だったところで、下町っぽい雰囲気の中にも落ち着いた空気をほのかに感じさせる。
住吉大社そばで恵美須町からの路線(阪堺線)と合流。 大和川手前の我孫子道では鉄ちゃんが喜びそうな旧型車両が何両も留められているのを見つつ大和川をがたんごとんと渡って、堺市に入る。
堺市側では比較的大きな道の真ん中を走り、国道25号線を横断。 最後に南海線を上に渡ってほどなくしたところが終着の浜寺駅前。
だいたい50分ぐらいの所要時間でした。
運賃箱に200円を入れて電車を出ると道のすぐ向こう側が浜寺公園。 週末ということもあり、沢山の人達がゆったりと憩っていました。 公園の中にはバラ園もあり、大小様々な色や種類の薔薇の花が咲いていて、今が見頃の終わりに近いかなって感じ。 ゆっくり見てまわりたかったのだが、閉門時間間近で駆け足でしか見ることができなかったのが残念。
そしてバラ園の中になぜか水車小屋の謎。
公園を出て阪堺駅の通りをまっすぐ100mほど歩いた突き当たりに、南海の浜寺公園駅があるが、こちらもレトロな雰囲気がいい感じの駅舎。
駅の構造も少々変わっていて、ここ発着の難波行き列車専用ホームというのが存在している。 戦前は海水浴場として賑わっていたらしいのでその名残でしょうか。
和歌山方面からやってきた4両編成の普通電車に乗って、今度は住吉大社に行く。 途中堺駅でラピートβと区間急行のダブル待ち合わせがあり、距離の割には時間がかかった。
再び大和川を渡って大阪市に戻り、住吉大社駅で電車を降りて住吉大社に参拝をと思ったが、既に本殿は17時で閉門でした。
阪堺電車の住吉公園駅は、言われないと気づかないのでは? と思うくらい入り口が地味。 さらに改札手前に飲食店があることも手伝って、奥にホームがなかったら駅ではなく路地に見える。
実際歩いてすぐの通りを阪堺線が通っており、住吉公園駅〜住吉間はオマケ的存在とも言えなくない。
やってきた電車は浜寺へ行った時に乗ってきたのと同じ電車(603型)。 それに乗って次の住吉で電車を降りると、目の前の線路の手前で降ろされて運賃200円と引き替えに「乗り換え票」を渡された。
「恵美須町行きはどこの乗り場ですか?」と聞いたら「右手の乗り場でお待ち下さい」と言われたが、そこには時刻表もなくただひたすら待ち続ける。
(これだと阪堺線とのクロス部分に乗れないため、完璧乗車を期する人は天王寺〜住吉公園、浜寺〜恵美須町と乗るのが良いかと思います)
一本天王寺行きが来た後にやってきた恵美須町行き電車は‥‥住吉大社から駅に向かう道で「うわスイーツ(笑)な電車や」と思ってみていた、パチンコ屋のラッピング電車が折り返しでした(^_^;)。

車内も603型と比べて古い感じ。 一応路線としては恵美須町〜浜寺の阪堺線が「本線」扱いとはいえ乗客の流れは明らかに天王寺からの上町線の方が多く、程度の良い車両はそちらに割り振られるのもサービスとしてはもっともな話ではある。
車道併走区間も北行きの車線を複線で使っているという、今まで見たことのない方式。 南行きの電車が来たときはどうしているんだろう?
こちらは良くも悪くもコテコテの大阪下町の景色を走って行き、国道25号線手前の恵美須町駅で終点。
天王寺駅と違いこちらはホームは多いのに人も少なく寂れていて、酔っぱらいのおっさんが電車に絡んでいるという「いかにも大阪」な風景でした。
一応地下鉄堺筋線との連絡駅ではあるのですが、そういうルートで使っている人は見かけなかったし(むしろその一つ手前の南霞町駅が連絡駅として使われている風)、でんでんタウンの最寄り駅といっても近年盛り上がっているオタロードからはやや距離があるので、天王寺のような集客を期待するのは難しいところでしょうか。
せめて難波近くまで通っていたら良かったのにと思いました(親会社である南海と競合するから無理?)。