2012年02月22日

2/22東京・千駄木 なかよし文庫(倉庫)

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さて、今日は様々な方からタレコミのあった、根津の貸本屋「なかよし文庫」(2010/01/01参照)一日倉庫開放の日。いっちょう午前中から出張ってみるか!と寝ぼけ眼で新聞を繰っていると、何とそこには「なかよし文庫」記事が掲載されていた!これはいかん!と泡を食って家を飛び出す。団子坂下の地下鉄出口から『不忍通り』を南へ100メートル。『汐見小前信号』で西の小道に入り、最初の小さな十字路を北へ。すると右手に、小料理屋のある小さなマンション。一階横のアプローチから奥を見ると、そこはもう無数の人が蠢く倉庫…うはぁ、メディアの力、恐るべしっ!空き箱の重なる通路から小さな倉庫に入ると、壁面は頑丈なスチール棚、床にはたくさんのダンボール箱、その隙間で本を漁るダウンジャケットを着た人々…年齢層がちょっと高めな男女混合集団である。奥の机の前では「不思議」(2012/02/07参照)の店主さんが、特徴ある声を発し、大わらわでお客の対応をしている。一応本の価値を判定し、その場で値付けをしているが、基本的には安値の投げ売り価格である。倉庫内をぐるぐる見ると、その視界に入るのは、判ってはいたがすべてコミック…60年代〜90年代がしっかり揃う、偽り無しな漫画たち。棚の上部はセット販売で、下部はバラ売りコミックが横積みになっている。床には作家の名が入ったダンボールが乱雑に積み上がり、手塚治虫・石森章太郎・永井豪・赤塚不二夫・水木しげる・藤子不二雄・松本零士・つのだじろう・ジョージ秋山・望月三起也・谷口ジロー・かわぐちかいじ・水島新司・日野日出志・石井隆・萩尾望都・立原あゆみ・竹宮恵子など…。もうかなり猛者たちが手を突っ込んでいるようだが、意外に在庫は残っている感じ。何だか頭に血が上ってしまったので、私もまだ見ぬ宝を求め、ダンボールの山に挑みかかって、箱の上げ下ろしに従事する。しばらくフウフウと肉体労働…が、しかし!私が探しているのは古本なんだぞ!と途中で気付き、どうにか活字で埋まった本を探す方向に路線変更。苦闘の末に、漫画の海の中から一冊を発見することに成功する!他にも、文学全集の箱、文芸誌や「朝日ジャーナル」の詰まった箱を発見するが、食指は動かず…。しかしこの一冊があれば、使命は果たしたも同然なので、再び漫画探しに路線変更…先ほど目を付けていた「マジンガーZ」の揃いを…ふぁぁ!無くなってる!…おぉ、この狭い倉庫内は厳しい弱肉強食空間!と嘆きながら、潮出版社「虫られっ話/手塚治虫」オハヨー出版(スゴい名前だ…)「無防備都市/関川夏央・谷口ジロー(全2巻)」ジャンプコミックス「ワースト/小室孝太郎(全4巻)」を購入。本は元々貸本だったので、多くの物にビニールカバーが装着されている。今日の倉庫開放は午後八時までで、予約制の見学&販売は今月末まで続くとのこと。

そして夕方に「盛林堂書房」に向かい、「フォニャルフ」棚に入替補充をする予定。田村隆一初期訳本・大藪春彦監修「世界拳銃百科」・中島河太郎「推理小説の読み方」などなど、ゆるやかに幅広く新たな並び。この追加本の目録擬きは、既存の目録擬き裏側にプリントすることで対応。二十部ほどを棚隅に挿しておくので、こちらもぜひ。二月後半も、『古本ナイアガラ』をよろしくお願いいたします。
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