2010年09月05日
9/5東京・池袋 古書往来座 第22回外市
休日ではあるが私には関係無く、時間制約の多い日曜日。なので、近場である池袋に向かい、初めての『外市』を見に行くことにする。「古書 往来座」には何度も足を運んでいるが、『外市』にはメディアでしか接したことがなかったのだ…。改札を出て地上に出ずに、混雑しまくった地下道をスタスタ東に進んで、『SEIBU』内に入り込む。さらに南に向かって『書籍館』に進み、ドン詰まりで地上に出ると、そこは『ジュンク堂書店』の前。『明治通り』を東に渡り、そのまま通りを南へ。歩道には、雑司が谷『大鳥神社』祭礼の幟が多数翻り、スピーカーからは“ヒャラリヒャラリ”と祭囃子。日射しはまだまだ強烈だが、ちょっとだけ秋の気分を味わい坂道を下る。通りがグインと左に曲がると、遥か前方左手に、路上に立ち尽くす人々…近寄ると、確かにいつもとは違う店頭の姿!立看板から始まり、通常の店頭棚が一本、そしてその横から、上に日曜大工的ラックが取り付けられた、古本屋さんの本棚が続く。「古書 現世」「立石書店」「九蓬書店」「藤井書店」…。入口脇には「徒然舎」のスチール棚と、雑貨も混ざる「魚月」の小さめな棚。出入口の右横に会計場所が設置され、二人の男女が丸い柱の陰で店番中。その周りには新刊書籍・ミニコミ誌・CDなどが並び、『ドン・キホーテ』風な古本の唄が流れている…。横の柱周りから脇道の壁沿いには、本棚が大小合わせて十本弱、箱類が三十ほど並び、何かありそうな少し雑然とした印象。ここからは、古本屋・編集者・イラストレーター・歌手・文筆家などなど、様々なカタチで本に関わっている方達のゾーンとなっている。趣味性がトロッとあふれ出しながらも、周りを意識して鎬を削り合う感じが何とも素敵である。こちらには雑貨類も多いのだが、中には大量の『無地Tシャツ』なんて物も…一体誰が買うと言うのか!?値段は全体的に抑え目な上、良書が多く並んでいるので、かなりハイレベルな外棚が連続している。お客さんもひっきりなしに訪れ、『市』として定着した安定した姿を見せている。何と今回で第22回目なのである!この回数は偉大であるが、回を重ねるごとのマンネリとの闘争は、想像を絶するものであろう。それに最近は様々な場所で小さな『古本市』が開かれるようになった。その遥かなる源流のひとつでもあるこの『外市』は、下からの突き上げに動じることなく、突き上げの勢いよりも遥かに高くジャンプしていただきたい。より高く、ハイクォリティに。そしてそれに負けるな!新規参入の様々な『古本市』たち!自分達の『市』をカタチ作れば、必ずや『外市』に比肩出来るはず!…などと手前勝手に『市』の未来に思いを馳せて、「往来座」を後にする。『大鳥神社』の幟に混ざり、来る時には気付かなかった、数本だが『わめぞ』の幟も、風に煽られ力強く翻っていた。「九蓬書店」にて岩波全書「東亞植物/中井猛之進(おぉ!中井英夫の父君!)」、「徒然舎」にて講談社文庫「アカシアの大連/清岡卓行」を購入。帰りに『LIBRO』の『わむぱむ』にて、ブロンズ新社「みつばちみつひめ どどんとなつまつりの巻」を購入したところ、レジで特別附録の『紙製定規』と『みつひめくるくるむしまちめぐり』をいただく。附録は幾つになっても嬉しいものだ…フフフ。そして家に帰って絵本を開くと、何と見返しにサインと、みつひめの直筆彩色絵が貼り付けられているではないかっ!思わず「秋山先生ィ〜っ!」と叫んでしまった、仕事モード十分前の愚かな私…。
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この記事へのコメント
古ツアさんに外市に来ていただくのは夢でした! ありがとうございます!
Posted by 古書現世・向井 at 2010年09月06日 13:05
こちらこそコメントありがとうございます!「外市」、また伺わせていただきます。もちろんお店の方にも。そして八面六臂の大活躍(楽しませてもらってます)を、常に継続してらっしゃるようなので、お体にはお気をつけ下さい!
Posted by tokusan at 2010年09月06日 20:59

