2012年05月27日
観劇真夏座
早く着いたので、ホールの中にある喫茶店でコーヒーを飲んで時間を過ごした。学生の感想文に返事を書くのも楽しい時間だ。
受付で精算をして、指定席に行ったら、隣の席が旧知の鈴木さんだったので、積もる話をしているうちに開演となった。お母さんの河野先生、お姉さんも今日はいらしていた。
テンポのよい劇で、音響を効果的にタイミングよく入れて成り立っている劇である。お目当ての河野智香さんは、主役のジョージ・ギブス役で堂々たる演技である。演出の池田一臣さんはモーガンという役で一部出場だが、お馴染みの方々の拍手が湧く。江口さん、岩崎さんなどベテラン勢もいい味を出して、さすがである。
終わり頃に、亡くなった人たちが登場して、生存している人たちに知られないで会話をしているところなどはコミックな展開で新鮮だった。原作はどうなっているのかは知らないが、一度原作を読んでみたい。
幕が下りてから、河野先生と一緒に楽屋に伺いお礼を述べた。河野先生とお姉さんとは、近くのお店で、たくさん話ができた。特に、いぶき学級時代の子どもたちのその後の様子などをお聞きできた。河野先生は退職された後も、卒業生の消息を丹念に追跡されておられたのである。
夜、上野動物園経由で家に来ている息子とYぽんを送っていかなければならないので、途中で失礼した。
2012年05月26日
Rくんの運動会
学校に到着した時点で、すでにRくんの出番が一つ終わり、次の出番は、4年生の「綱引き」である。真中に置いてある短い綱をたくさん陣地に持ってきた方が勝ちというルールである。写真とビデオが私の役割だったが、皆同じような格好をしているので、Rくんの姿を捉えるのに一苦労する。
昼食は親子で食べるという学校の方針で、集会室のような広い部屋で、娘が作ってきたおいなりさんや唐揚げを食べて元気を出した。夏の暑さが戻ってきたかのような天気だったが、土煙の中でも子どもたちは頑張っていた。午後は演技の一種目だけ見て、帰宅した。本当は最後まで見たかったのだが、実は夕方から車の車検が予定されていたからである。
車検には1時間半ほどかかるというので、家内と近くのガストで夕食にした。ここのところ外食が続いているので、カロリーの摂りすぎである。
2012年05月25日
校内研修会・管理職の姿勢
今日は午後からA小学校の校内研修会で「今大切な、学校現場での特別支援教育のあり方」について話をした。校長先生、副校長先生ともに、以前お世話になった先生方である。
落ち着いた地域の学校ですねと周囲から言われるが、実際には様々な子どもがおり、特別な支援を必要とする子どもたちの指導に先生たちが苦慮されていることから、今回の校内研修を設定したとのこと。
午前中の授業を終えてすぐに、東京を横断して、何とか開始時刻に間に合わせた。前半は、各学年から1名ずつ事例を報告いただき、後半で、特別支援教育全般の話をし、その後、短時間で事例についてコメントさせてもらった。何しろ急ぎ足だったので、校長室で個別にお話しできる方はどうぞということにしたら、3名の先生が残られて、事例について話していただいた。なかなか難しい事例で、名案が浮かぶことではないが、事例に即していくつかコメントを述べた。先生たちの率直なお話の仕方に、本当に子ども一人一人を大切にする姿勢を感じて、聞いている私もうれしかった。
それは、どうやら管理職の先生方の持っておられる雰囲気というか姿勢に、その源があるように感じた。校長先生は、朝、門のところでつまずいている子どもがいると、側に座り込んで、子どもが動き出すのを待っているようだ。副校長先生も、担任からのSOSがあると駆けつけて、学級の支援を行うという。担任が一人で抱え込むということが、本校ではないようだ。
今回は、他の教職大学院で学んでいるB先生も、校長先生の了解を得て、一緒に研修会に参加し、話を聞いてもらったが、研究テーマとして特別支援教室のことを取り上げるということなので、<同志>みたいなものである。これからが楽しみである。
落ち着いた地域の学校ですねと周囲から言われるが、実際には様々な子どもがおり、特別な支援を必要とする子どもたちの指導に先生たちが苦慮されていることから、今回の校内研修を設定したとのこと。
午前中の授業を終えてすぐに、東京を横断して、何とか開始時刻に間に合わせた。前半は、各学年から1名ずつ事例を報告いただき、後半で、特別支援教育全般の話をし、その後、短時間で事例についてコメントさせてもらった。何しろ急ぎ足だったので、校長室で個別にお話しできる方はどうぞということにしたら、3名の先生が残られて、事例について話していただいた。なかなか難しい事例で、名案が浮かぶことではないが、事例に即していくつかコメントを述べた。先生たちの率直なお話の仕方に、本当に子ども一人一人を大切にする姿勢を感じて、聞いている私もうれしかった。
それは、どうやら管理職の先生方の持っておられる雰囲気というか姿勢に、その源があるように感じた。校長先生は、朝、門のところでつまずいている子どもがいると、側に座り込んで、子どもが動き出すのを待っているようだ。副校長先生も、担任からのSOSがあると駆けつけて、学級の支援を行うという。担任が一人で抱え込むということが、本校ではないようだ。
今回は、他の教職大学院で学んでいるB先生も、校長先生の了解を得て、一緒に研修会に参加し、話を聞いてもらったが、研究テーマとして特別支援教室のことを取り上げるということなので、<同志>みたいなものである。これからが楽しみである。
2012年05月24日
心打たれた感想文
教員を志す人たちが、毎日講義を受けて日々成長していくのを見るのはうれしいものである。それを感じるのは、講義の感想を書いた、いわゆる「リアクションペーパー」を読む時である。講義の中身を要約したものに近いものもあるが、やはり自分の考えを述べてほしいと思う。
読んでいて、一番評価してあげたいのは、自分の体験に引きつけて書いている場合である。言ってみればリフレクション(省察)である。ある事柄を学んで、それから連想する事例、体験談について述べる。この内容が一番心を打つ。今日も一枚読んでいて涙が出て来てしまうのがあった。本人の了解を得ていないので、ここで紹介できないのが残念だが、彼の思いがひしひしと伝わってきて、心根の優しさにほろりとしてしまったのである。
いずれ紹介できる日もあるだろう。
読んでいて、一番評価してあげたいのは、自分の体験に引きつけて書いている場合である。言ってみればリフレクション(省察)である。ある事柄を学んで、それから連想する事例、体験談について述べる。この内容が一番心を打つ。今日も一枚読んでいて涙が出て来てしまうのがあった。本人の了解を得ていないので、ここで紹介できないのが残念だが、彼の思いがひしひしと伝わってきて、心根の優しさにほろりとしてしまったのである。
いずれ紹介できる日もあるだろう。
2012年05月23日
実習校訪問・ワクワク教室
今日は、昨日開業したスカイツリーが間近に見える、実習生の学校へ行き、体育と音楽の授業を見せてもらった。体育と音楽の講師であるM先生は、特別支援学級の講師を20年も続けておられるベテランである。
体育館を、走ったり、転がったり、手押し車をしたりと、全身を使ってたっぷり運動をさせていた。10人の子どもたちに、指導者5人という恵まれた環境でもあるが、指導者の目が行き届き、一人一人の力に応じた技量、運動量を確保していた。
音楽は教室で、バンブーダンスの練習をしていた。2本の竹の棒の間をリズムに合わせて横跳びをするのだが、一人一人のレベルが異なる。恐がって、椅子に座って見学の子もいれば、うまくピアノに合わせてダンスできる子まで、様々である。そしてその子に合わせて指導者たちが、手を取ったり、足を見せたり、支援の程度を考えている様子が素晴らしかった。難しいリズムだが、できたときは、拍手してお互いに喜び合う。
以前校長先生にお願いして写真を撮る許可をいただいているので、今日も写真と動画をたくさん撮らせてもらった。休み時間に、実習生と一緒に見ながら配慮点などを解説したりした。
午後は板橋の「ワクワク教室」担当者との打ち合わせに出席した。「ワクワク教室」というのは、LD外来のF先生の所を受診した子どもで、希望する子どもたちの学習指導を行う教室のことである。新しい教室は間借り状態であるが、まだ工事が済んでいなくて、それが済むと落ち着いた環境になるだろうとのこと。F先生と二人の指導者と私の4人で、今後の指導予定、診察から指導への道筋の話、発達研究会の計画などについて協議した。小児科の診断で、どのような視点で診療するのかを細かくお聞きしたが、大変参考になる。検査類については、心理のA先生、指導のS先生が詳しいので、私の役割は、学校との連携が出て来た時のコーディネーター役となっている。
体育館を、走ったり、転がったり、手押し車をしたりと、全身を使ってたっぷり運動をさせていた。10人の子どもたちに、指導者5人という恵まれた環境でもあるが、指導者の目が行き届き、一人一人の力に応じた技量、運動量を確保していた。
以前校長先生にお願いして写真を撮る許可をいただいているので、今日も写真と動画をたくさん撮らせてもらった。休み時間に、実習生と一緒に見ながら配慮点などを解説したりした。
午後は板橋の「ワクワク教室」担当者との打ち合わせに出席した。「ワクワク教室」というのは、LD外来のF先生の所を受診した子どもで、希望する子どもたちの学習指導を行う教室のことである。新しい教室は間借り状態であるが、まだ工事が済んでいなくて、それが済むと落ち着いた環境になるだろうとのこと。F先生と二人の指導者と私の4人で、今後の指導予定、診察から指導への道筋の話、発達研究会の計画などについて協議した。小児科の診断で、どのような視点で診療するのかを細かくお聞きしたが、大変参考になる。検査類については、心理のA先生、指導のS先生が詳しいので、私の役割は、学校との連携が出て来た時のコーディネーター役となっている。
2012年05月22日
学習支援ボランティア・支援プロジェクトの話し合い
今日はA小の学習支援ボランティアとして2校時から参加した。ところが、学習支援教室のB先生は、教室から飛び出したCくんの対応で忙しかった。しばらく様子を見るということで、保健室や相談室で情報交換をしていた。それはそれで意味がある時間だったが、今日の眼目は、子どもへの支援ということだったので、その機会を窺っていた。
4校時も終わる頃、学習支援教室に行ったら、別の子どもの指導の脇にC君が衛星のように廻っていた。これはチャンスと思って、金環日食や運動会の写真を見せてコンタクトをとろうとした。「これはCくんじゃないの?」と聞いて見たら、近づいて来てカメラを覗きこむ。首を振るので違うらしい。実はCくんは運動会には一部しか参加していないようだ。
完全に拒否ということになれば、支援室から飛び出すはずだが、それはしなかったので、これは脈があるなと思った。初日としては、こんなものだろうか。
給食もいただきながら、職員室で専科の先生たちと話をして帰って来た。特別扱いはしないということもお願いしてきた。
その後、今年卒業したDくんの家を訪れたが、留守のようで反応がない。「顔が見たかったので」とメモして名刺を置いてきた。
午後は、新宿の紀伊國屋書店で、ゆっくり時間を過ごした。吉本隆明という思想家が亡くなり追悼のコーナーができていた。40年前、学生時代に本を読んだが、内容はすっかり忘れている。田舎に置いてある書籍も処分しなければならないが、いい機会かも知れない。
6時から新宿のお店で、被災地支援に関して、相談学会の3人が集まり打ち合わせを行った。先日のプロジェクトの報告を受けて、今年度何を手がけるか案を提出しなければならないというのが、私たちの使命である。リラックスした雰囲気の中で、発想を柔らかくして、また直にお会いした人たちの立場に立って何を求めておられるのか想像力を働かせた。浮かんだ案としては、メンターの募集、現地の報告を今年の大会でお願いする、要請に応じて研修を開催する、3人で東日本震災支援委員会を常設し窓口になる、などを骨子としてまとめることになった。やはり3人寄れば、それなりのアイデアも出てくるから不思議だ。
4校時も終わる頃、学習支援教室に行ったら、別の子どもの指導の脇にC君が衛星のように廻っていた。これはチャンスと思って、金環日食や運動会の写真を見せてコンタクトをとろうとした。「これはCくんじゃないの?」と聞いて見たら、近づいて来てカメラを覗きこむ。首を振るので違うらしい。実はCくんは運動会には一部しか参加していないようだ。
完全に拒否ということになれば、支援室から飛び出すはずだが、それはしなかったので、これは脈があるなと思った。初日としては、こんなものだろうか。
給食もいただきながら、職員室で専科の先生たちと話をして帰って来た。特別扱いはしないということもお願いしてきた。
その後、今年卒業したDくんの家を訪れたが、留守のようで反応がない。「顔が見たかったので」とメモして名刺を置いてきた。
午後は、新宿の紀伊國屋書店で、ゆっくり時間を過ごした。吉本隆明という思想家が亡くなり追悼のコーナーができていた。40年前、学生時代に本を読んだが、内容はすっかり忘れている。田舎に置いてある書籍も処分しなければならないが、いい機会かも知れない。
6時から新宿のお店で、被災地支援に関して、相談学会の3人が集まり打ち合わせを行った。先日のプロジェクトの報告を受けて、今年度何を手がけるか案を提出しなければならないというのが、私たちの使命である。リラックスした雰囲気の中で、発想を柔らかくして、また直にお会いした人たちの立場に立って何を求めておられるのか想像力を働かせた。浮かんだ案としては、メンターの募集、現地の報告を今年の大会でお願いする、要請に応じて研修を開催する、3人で東日本震災支援委員会を常設し窓口になる、などを骨子としてまとめることになった。やはり3人寄れば、それなりのアイデアも出てくるから不思議だ。
2012年05月21日
金環日食
今朝は、いつものように4時半に起きて、朝食を摂った。天気は曇りだが、時折薄日が差して、金環日食への期待がふくらむ。TVでは、各地の金環日食が始まったという映像が中継される。
我が家のベランダにも、ピンホールカメラを急ごしらえで作り、太陽の方に向けておいた。
7時30分、金環が始まり、ピンホールカメラを覗くが、思うような映像が現れない。何かやり方がちがうのだろう。直接、一眼レフカメラを向けるが、光が強すぎて真っ白になってしまう。フィルターを買っておけばよかったと後悔先に立たず。苦肉の策で、色つきのビニールをレンズの前に貼り付けて撮ったら、次のような写真になった。
まあ、月が入り込んで何とか日食らしくはなった。いくつも映像が重なってしまうのはなぜだろう。
次に、家内が、「木の影が映っている。」と言うので、見ると木漏れ日が日食を写していた。これには感激だ!
インターネットでも事前に見てはいたが、本当に木漏れ日がきれいだった。
日食が始まって、「すごーい!」と、外から子どもの声も聞こえてきた。同じように、マンションのベランダで観察していた家族だ。
当初の計画では、勤務場所近くの高幡不動駅まで行き、境内から観察しようと思っていたが、天気が分からないので、とりあえず自宅で観察に切り替えた。雲の合間から、太陽が顔を見せて、自宅観察が正解だった。
準備不足で、何重もの画像になってしまったが、それらしい映像を収めることができてよかった。今回のような金環日食を見ることができる時には、この世にはいない。
今日の授業の始めに、日食のスライドを映して学生に見せた。朝早く実際に見たという学生は半数ほどだった。教員になったときに、絶対無駄にはならないから、と事前に話しておいたが、関心は今一つのようだ。何にでも関心をもって、いろいろな話題を子どもに話して聞かせるのは教師の特権みたいなものだが、そのあたりは体験してみないと分からないのかも知れない。
我が家のベランダにも、ピンホールカメラを急ごしらえで作り、太陽の方に向けておいた。
7時30分、金環が始まり、ピンホールカメラを覗くが、思うような映像が現れない。何かやり方がちがうのだろう。直接、一眼レフカメラを向けるが、光が強すぎて真っ白になってしまう。フィルターを買っておけばよかったと後悔先に立たず。苦肉の策で、色つきのビニールをレンズの前に貼り付けて撮ったら、次のような写真になった。
次に、家内が、「木の影が映っている。」と言うので、見ると木漏れ日が日食を写していた。これには感激だ!
日食が始まって、「すごーい!」と、外から子どもの声も聞こえてきた。同じように、マンションのベランダで観察していた家族だ。
当初の計画では、勤務場所近くの高幡不動駅まで行き、境内から観察しようと思っていたが、天気が分からないので、とりあえず自宅で観察に切り替えた。雲の合間から、太陽が顔を見せて、自宅観察が正解だった。
準備不足で、何重もの画像になってしまったが、それらしい映像を収めることができてよかった。今回のような金環日食を見ることができる時には、この世にはいない。
今日の授業の始めに、日食のスライドを映して学生に見せた。朝早く実際に見たという学生は半数ほどだった。教員になったときに、絶対無駄にはならないから、と事前に話しておいたが、関心は今一つのようだ。何にでも関心をもって、いろいろな話題を子どもに話して聞かせるのは教師の特権みたいなものだが、そのあたりは体験してみないと分からないのかも知れない。


