2012年02月09日

知とは何か

 樊遅(はんち)が知とは何かと、孔子にたずねた。「われわれはややもすれば人間を超えた存在に頼る気をおこしがちだ。しかし、まず人間としてやらねばならぬことは何なのかと考えること、それが知だ」 樊遅はさらに仁についてたずねた。「人間として正しいことは、たとい労多くして功少なしと知っていても、あえて実践する態度、それが仁なのだ」と答えたと云うのです。

 ところで、私がなぜ論語のこの部分を引用したのかと申しますと、岡山県倉敷市の製油所で起きた、鹿島が元請けの海底トンネル工事事故の記事を新聞で読んだからなのです。私は今を去る40年以上前、8ヵ月ぐらい設計製図機会社の販売部門に在籍していたことがあるのです。そんなある日海底トンネルの元請け会社が請け負ったビル工事現場へ製図機売り込みに伺ったのです。すると忘れもしません、現場で働く私より2~3才年下と思われる社員の方二人が、2割工事費をつめその金を本社に送れと命令されたと、何を勘違いしたのか私に泣かんばかりに訴えるのです。私は建設に関係ない大手企業を退職したこともあり、二人が何を勘違いして私に訴えるのか理解出来ず、工事現場の外まで追いすがって訴えるのを振り切り逃げるようにその場を立ち去ったのです。しかし、私は当時就職難の時代で自分の経験したことをうっかり人に話して二人が首になりでもしたらと、其の事を誰にも今まで言わずさらに鹿島に製図機のセールスに行かずじまいにしてしまったのです。挙句の果て建設に関わる仕事が嫌になり、私は別の会社に転職してしまったのです。それが、確か今から6~7年前バスに乗っていた際ダンプカーの組合の広報車が、鹿島建設が決められた運賃より大幅に安い運賃しか出さないので、決められた運賃を支払えと拡声器を使って訴えながら走っているのを目にしたのです。そんなことで、私は若かりし日のビル建築現場で若い二人の社員に泣かんばかりに訴えられた事を思い出し、会社に対し不信感を持ったのです。と云うことで、私は今回の倉敷市の海底トンネル事故の原因に付き、行方不明になられている5人の方の名誉の為にも、相手が日本有数の大企業で建設業界のトップであるなしに関係なく、原因を徹底的に追及すべきだと思うので。私もビルの工事現場で同社の二人の若い社員が泣かんばかりに追いすがってまで訴えたのに、今頃になってこのようなアクションしか出来ない自分がふがいないと思っております。それでも、アクションを起こさないよりは幾らかましなのではないかとブログで訴える事にしたのです。

Posted by araara at 16:21  |Comments(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
 
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