2007年06月28日

JR福知山線事故の最終調査報告書提出

事故原因に「日勤教育」=安全軽視体質批判−事故調が最終報告・JR福知山線脱線(時事通信)
懲罰的教育が背景に…福知山線脱線事故で事故調最終報告(読売新聞)
<福知山線事故>事故調が最終報告書 JR西日本の体質指摘(毎日新聞)

世の中は、年金だ何だと騒いでおりますが、
今日、「国土交通省航空・鉄道事故調査委員会」が、2005年4月25日に発生したJR福知山線の脱線転覆事故に関する、最終調査報告書を提出しました。

内容については、専門家の調査ですから、それを尊重します。
まだ、リンクした記事ぐらいしか読んでいませんが、個人的には、今になって特別驚くような中身は出てきてはいないな、と思いました。
何がしか、鉄道の知識がある人間にとっては、割に納得できる報告ではないでしょうか。


ところで、この話題。
今日、見た範囲では、TVなどではあまり掘り下げて語られてはいないようですが…
そちらの方が問題ではないでしょうか? ひょっとして?


ちょっとだけ思うのは…  
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2006年02月01日

News Clip・44 JR宝塚線脱線事故車両を保存へ

■福知山線脱線の事故車両、保存・展示へ…JR西日本【大阪・2/1】

新旧207現在、事故車両と同じ「207系」電車は、「事故を思い出させる」ということで、写真のように塗色の変更(左が旧、右が新)が進められています。
相反するようですが、事故車両そのものが然るべき場所で保存されることになる由。
日常何気なく目にするのと、心構えを持って見に行くのとの違いでしょう。

事故を風化させないための取り組みとしては、評価できると思います。
場所はどこになるにせよ、JR、利用客ともあの大事故を忘れず、安全への誓いを新たにする施設であってほしいです。
  
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2005年06月19日

JR宝塚線復旧、55日ぶりに運転再開

ブログ更新運休と言っておりましたが、これだけは書き記しておきます。
何はともあれ、めでたいことと思います。
専門家が「安全」と判断したことを、素直に受け入れます。
“素人”が、それを否定する科学的な論拠もなしに、感情的に反発することは控えるべきでしょう。
続きはこちらから  
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2005年05月17日

JR宝塚線・快速列車脱線衝突事故について・追記-1

■朝の快速5本減も JR福知山線ダイヤ見直し

JRの体質だの何だの、本質を全く見極めない報道、あるいは読者・視聴者のヒステリックで無責任な論議が続いていて、うんざりしていました。正直言って。

今日、こういう報道がありました。
リンク先をよく、読んでください。
「遅れを容認する」
「ダイヤに余裕を持たせる」

ということはこういうことなのです。
すなわち、
「輸送力が落ちる」→「混雑が激しくなる、場合によってはパンクする」
ということです。
安全のために、利用客がそれを容認するというなら、それもよいでしょう。
それは、利用客に選択する権利があると思います。

逆で言うと
「定刻を守る(なぜ遅れてはいけないか?)」=「輸送力を確保するため」
ということです。
このことを根底に踏まえていない議論など、私は全く無意味と考えます。

鉄道会社が必死で定刻を守っていることを、「体質」のひと言で片づける馬鹿げた論調は、何人であれ止めていただきたい。何の解決にもなりません。
  
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2005年04月27日

JR宝塚線・快速列車脱線衝突事故について・続-4

今日の一部夕刊紙は最悪でした。運転士の写真をどこからか入手してきて、掲載していたのです。
まだ、容疑者でも何でもない人物です。

最近の鉄道では、新幹線でも通勤電車でも、1分でも遅れれば「遅れて申し訳ございません」と、くどくどアナウンスします。
異常だと思います。
「電車が揺れます」というアナウンスと共に、それに対するクレームでも頻発したのでしょうか?
「クレームを付ける乗客が多いのだろう。あり得る話だ」とすんなり思えてしまうことが、情けないです。

踏切事故があった、東武鉄道竹ノ塚駅の手動踏切でも、「開かずの踏切」に苛ついて踏切係に罵声を浴びせる通行人がいたそうです。
その罵声が、踏切係の焦りを招き、結果的に人の命を奪ったとは言えないのでしょうか?

今回も、仮に、運転士の焦りが事故を招いたとしたら。
その焦りが、ダイヤを守らなければならないという焦りだったとしたら。
鉄道会社に1分の遅れをも許さない、利用客には責任はないのでしょうか?
反省すべき点は、ないのでしょうか?

  
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お知らせ

今回のJR宝塚線の事故について、記事量が非常に多くなってきましたので「JR宝塚線・快速列車脱線衝突事故について」というカテゴリーを新たに設け、そちらに分類しなおしました。
検索の際、ご活用ください。
  
Posted by twins at 10:18

JR宝塚線・快速列車脱線衝突事故について・続-3

■JR福知山線脱線「複合的な要因」…事故調会見 【兵庫・4/26】

昨日、現場で行われた国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の委員による、記者会見の要旨です。
専門家は「速度超過」のみが原因ではない、と見ております。しかも、一部の方は事故当初からそういう見解を述べておられました。
「暴走」「運転士の責任?」ばかりを強調するマスコミの報道姿勢は当然、改めるべきです。
さらに、「まず専門家の意見を尊重する」という当たり前のことを、自分自身の反省の意味も含めて、マスコミの方々、視聴者・読者の方々は意識していただきたく、強く願う次第です。
  
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2005年04月26日

JR宝塚線・快速列車脱線衝突事故について・続-2

※相変わらず、テレビのニュースでは速度制限に関する「誤解」が横行しています。「素人考え」です。嘆かわしいことです。


■先頭車両、浮き上がった状態で激突…死者73人に【兵庫・4/26】

もう一つが、上記の読売新聞の記事です。
先頭車両が浮き上がって脱線し、そのままバウンドするように突き進んだのでは? という内容です。
続-1で書いた通り「猛スピード」は誤報あるいは過剰表現としても。
100km/h程度のスピードで、一両約30tの物体が線路から浮かび上がってしまうとは。いったい、どういう現象が起こったのでしょうか?

事故現場の映像を見ていて、ずっと疑問に思っていたことがあります。
それは「なぜ電車は“横転”していないのか?」ということです。
大破していますが、どの車両も横倒しにはなっていません。
通常の姿勢のまま線路を外れ、真っ直ぐマンションに突っ込んでいったように見えます。

スピードの出し過ぎで、カーブで脱線する時。
車両に作用するのは、当然「遠心力」です。
スピードが速すぎて遠心力が強くなりすぎると、内側の車輪がまず浮き上がり、外側に倒れるようにその場で横転するのが普通と思われます。
これは鉄道模型をやっている人なら経験があるでしょう。カーブに高速で車両を突っ込ませると、その場で外側に「ゴロン」と倒れてしまうもので、脱線後、部屋の隅に向かってそのまま走って行ったりは決してしないものです。

高校の物理で赤点の常習犯であった私ですら思った疑問ですから、専門家は当然最初から注目していて、金沢工業大学の永瀬教授(「脱線」研究の第一人者)もこの点を指摘しておられました。「速度過剰の場合、通常は横転する。今回の状況を見ると、速度過剰は考えにくい」とも、TVでおっしゃっておられました。

何らかの原因で車両が浮き上がってしまった、ということなら、事故の状況は納得できます。
浮き上がって車輪が線路を外れ、そのまま慣性の法則で直進し、右カーブの外側へ突き進んでしまったのです。
問題はその原因が何かということです。

1) 素人考えでも分かりやすいのは、やはり「何かに乗り上げた」ということです。
置き石など、線路上に障害物があり、それに電車が乗り上げてしまえば、今回のような状況となるでしょう。
もし、乗り上げたのでないとすれば、何が考えられるでしょうか?
2) 飛行機の離陸時のように、空気の流れから「揚力」が車体に作用した、とか。
3) 脱線直前に非常ブレーキが掛かったとして、そのブレーキが何らかの理由で7両編成の前の方の車両しか作用しなかった、つまりブレーキが掛かっていない、後ろの車両から押されてはね上げられた、とか。
以上の1)〜3)は、私の乏しい科学知識で考えた「憶測」にすぎませんので、迂闊に信じることのないよう、お願い申し上げます。
  
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JR宝塚線・快速列車脱線衝突事故について・続-1

■<尼崎脱線事故>制限超え100キロ走行 JR西を強制捜査【兵庫・4/26】

今日になって、注目したい報道が二つ出てきました。
まずは、上記の毎日新聞の報道内容に関連して、思うところを記します。

この記事は、事故列車の脱線時の速度が100km/h前後であったというもの。
もし、このデータが正確なものならば。
「恐怖の暴走」という類の報道は、全く的外れなものと言えそうです。

伊丹から塚口を経て、事故現場のカーブに至るまではほぼ直線が続き、電車は最高速度に近いスピードが出せる区間です。
事故に遭った207系電車は最高速度120km/hです。
100km/h前後なら“普通のスピード”と言えるのではないでしょうか。

「普段より、スピードが速かった」という証言がありました。
当然ですが、最高速度を出せる区間だからといって、必ずいつも最高速度を出している訳ではありません。
事故に遭ったJR宝塚線の快速は伊丹〜尼崎間5.8kmを約6分で走るのが所定になっています(ちなみに、この区間で途中2駅に停車する普通でも、7分で走る列車が多数あります)。
事故現場のカーブ、さらにその先により急なカーブがあるとはいえ、平均速度約58km/hで走ればよいのですから、普段はこの区間でそれほどの速度を「出す必要はない」ようです。80km/h程度で“流して”走っても、通常ならダイヤは守れそうです。

今回は伊丹を約1分30秒遅れで発車したとのこと。
ならば、この余裕を活かして、回復に努めるのはむしろ当然で、「普段より早いスピード(もちろん、規程内)」を出すのも当たり前のことです。
それを、被害者の証言の断片などを元に、「恐怖の暴走」などと書き立てたのは、知識と情報に欠けたマスコミが造り上げた“妄想”だと感じます。

また、この100km/hという速度が、現場の速度制限をオーバーしていることを、問題視する向きも、また的外れでしょう。昨日、説明しましたが、もう一度、同じことを書きます。
速度制限とは「乗り心地を保つための制限」であり、安全を保つための制限ではありません。安全上からは、定められた速度制限を多少超過しても、今回のような事故に直ちにつながるとは考えづらいです。

(続く)
  
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JR宝塚線・快速列車脱線衝突事故について(補-2

■「置き石」発表のJR西に強い不快感 北側国交相 【兵庫・4/25】

ならば「速度超過」の疑いを繰り返し報道する、報道機関にも不快感を示してください。
事実の発表、情報の開示が不快だというのでしょうか。
大臣という立場を理解してください。あなたの方こそ、原因を決めつけてはいませんか?
  
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2005年04月25日

JR宝塚線・快速列車脱線衝突事故について(補

情報を集め、コメントへのお返事を書いていて思うこと。

何度でも申します。
現時点で、事故原因はまだ分かりません。

だから今の段階で、「誰かを悪者に仕立て上げ、責め立てる」などということは、人間として絶対にしてはいけません。
犠牲者のご家族など、やりきれない思いをどこにぶつけていいのか分からないでしょう。
同情は申し上げますが、でも、思いは本当に責任を負うべき者にぶつけるべきです。

JR西日本も、運転していた運転士も。実は被害者なのかもしれません。
列車を安全に運行する責任を負うものとして、JR西日本が現時点で謝罪するのは当然です。
でも、事故そのものの責任はJR西日本には無いのかもしれません。
あるのかもしれません。それは分かりません。

責任の所在が分からないのに、「悪者」を作り上げる神経が、人間として、私には理解できません。
  
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JR宝塚線・快速列車脱線衝突事故について

まず、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
また、負傷された方々の一日も早いご快復、現場の復旧、事故原因の究明が行われることを、心から願っております。


本日18時現在、事故原因については不明です。
今後の調査を待ちたいと思います。

私自身も、迂闊な評論は控えます。
ただ、事故現場(私もよく知る場所です)の映像を見る限りの感想として、ただの脱線だろうか? という疑問が湧きます。
マンションに激突したことが被害を大きくしたことは間違いないようですが、運転、車両、線路に問題があった場合の脱線でそこまで大きく、車両が線路外に飛び出すだろうか? 過去の脱線事故と比べて、逸脱が大きすぎやしないか? という感じがします。

原因については、速度制限(現場は70km/h)超過による脱線が疑われておりますが、現段階では予断にすぎません。
マスコミも、安易な報道姿勢を取らないよう、願います。

伊丹駅でオーバーランを起こし、1分半遅れを持って発車したことが伝えられており、回復運転が行われていたらしいことは確かなようです。
ただ、速度制限とは「乗り心地を保つための制限」であり、安全を保つための制限ではないことを、申し述べておきます。安全上からは、定められた速度制限を多少超過しても、今回のような事故に直ちにつながるとは考えづらいです。

また、ATSについての論評が何かと行われておりますが、速度制限自体が上記のような性格を持っている以上、安全のためにそれをチェックするシステムが必要かといえば、素直には首肯できません。もしチェックをするのなら、物理的に脱線転覆する限界の速度の方でしょう。
なお今回の現場(半径300mのカーブ)では、理論上、133km/hまでは安全とされているとのことです。

軽量化された車体が被害を拡大したとの批判もありますが、これは私には受け入れられません。車体の強度は、その構造に依存するのであって、その重量に依存するものではないと思うからです。私は工学の専門家ではありませんが、重い=強度的に強い、というのは短絡的な発想ではないでしょうか。
そもそも、鉄筋コンクリートの頑丈な構造物に時速数十キロのスピードで突っ込めば、戦車だって無事に済むとは思えません。
この点については、ステレオタイプな報道もまだ散見されます。早く鉄道の専門家による検証が行われることを望みます。

重ねて申しますが、事故原因についてはまだ不明です。
専門家による調査を待つしかありません。
マスコミはあまり注目しないようですが、「置き石などの線路上の障害物」あるいは「テロ」という可能性もまだ否定はできないと思います。
  
Posted by twins at 18:51Comments(14)TrackBack(7)
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