July 19, 2006

ローレン・バーク「イヴたちの聖都」

ローレン・バークの最新作で、初翻訳作品になります。あとがきによると、ローレン・バークは会計士から作家に転身した後、デビューまでに15年間もの期間を要したとのことです(根性がありますね)。デビュー作はゴールデン・ハート賞とホルト・メダル賞を受賞しているとのことですので、その作品を読んでみたかったですね(表紙も好みだし)。

イヴたちの聖都
二見文庫
「イヴたちの聖都」
ローレン・バーク

私立探偵のレイチェルは、従弟の頼みで上院議員に会うことには同意したが、公人や著名人の依頼がどれだけ厄介なことになるかわかっているため、この依頼を引き受ける気はなかった。上院議員は、7ヶ月前に交通事故で亡くなった義娘のシンディが遺した日記に妊娠していることが書いてあったのを見つけ、もしそれが事実だったら余命が短い妻のために孫を探し出したいと考えていたのだった。しかし、シンディがいた大学の母体の教団は、すべてのネットワークをインターネットから切り離していたため、シンディの情報を得るには、大学に潜入するしかなかった。依頼を断ろうとするレイチェルに、上院議員はレイチェルの弱みである亡くなった兄の情報を得ることをちらつかせるのだった。そして、かつて兄が所属していたCIAまでもがレイチェルに接触し、テロリストと関係が疑われる教団の調査をするためにも、上院議員の依頼を受ける形でレイチェルが大学に潜入することを求めたのだった。またしても、兄の情報を餌にして。そんなレイチェルの前に、かつての兄の同僚で親友、そしてレイチェルの恋人だったイライジャが現れ、二人は相手への複雑な思いを胸に秘めて、潜入調査を進めるのだった。

ヒロインのキャラクターは魅力的なのですが、今回の事件にプライベートな部分が関わっているせいか、不注意な行動がちょっと目につきました。普段の優秀さがわかるエピソードがもう少し書かれていればなあと思いましたね。全体的なストーリーはよくできているのですが、元の文章のせいか翻訳のせいかわかりませんが、話の展開上とは言え性的な描写が若干露骨過ぎるような気がしました。ラストもあっけなかったですが、続編がありそうなので、これはしょうがないのかなという感じです。(ただし、最初に書いたようにこの話が最新作のため、続編があるかどうかは不明です)
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イヴたちの聖都ローレン バーク Lauren Bach 宮田 攝子 二見書房 2006-06評価 by G-Tools , 2006/08/05 Project EveLauren Bach Ke..
イヴたちの聖都 -Project Eve-【ロマンス小説感想日記】 at August 05, 2006 22:57
この記事へのコメント
お久しぶりです。
この本を買うか悩んでいるんです。楽しそうなのだけれども、ロマンスとサスペンスどっちつかずなんではと思っていたのですが。ストーリがよくできているとの評価なので、買ってみます。
Posted by りおん at July 22, 2006 11:19
こんにちは、お久しぶりです。
この話ですが、展開的にはそれほど楽しいものではなく、結構ハードな展開で、ヒロインの陥る苦境も相当なものです。ヒロインのキャラクターに助けられてはいますが、展開的に受け入れにくい部分もあるので、苦手な人もいるかもしれないですので、お好みにあうといいのですけど。
Posted by 管理人 at July 23, 2006 00:09