January 23, 2007

2007年1月刊 ハーレクイン文庫 その2

今回のヒストリカル2作はどちらも、落ち着いたタイプのヒーローがヒロインに一目ぼれして、躊躇することなくヒロイン一筋に向かっていくという話でした。

愛を賭けて求婚の作法
「愛を賭けて」
ローラ・キャシディ
「求婚の作法」
ステファニー・ローレンス

「愛を賭けて」
家族7人を火事でいっぺんに亡くした16歳のジュディス・スプリングフィールドは、生まれ故郷を離れ伯母夫婦に引き取られた。しかし、読み書きができ読書に夢中なジュディスはあまりにも伯母の家族や村の人々とは違うために彼らに受け入れられず、ジュディス自身もまた家族を失った悲しさから心を閉ざしていた。そんな時、領主であるラティマー家が子守を探していると伯母が聞いたことで、ジュディスはラティマー家の屋敷で働くこととなった。
ラティマー家の跡継ぎであるジョージは、母親から受け継いだ不思議な能力を持っていた。そんなジョージがジュディスをひと目見たとたん、彼女こそ自分が夢に見ていた運命の女性なんだということがわかったのだった。

不思議な能力を持つヒーローは、欲望に走ることもなく、年齢の割りに落ち着いていますが、優しそうな態度とは裏腹に結構自分本位な行動が目に付くタイプでした。ヒロインもいまいち魅力に欠けていたため、あまり惹きつけられるものがなかった作品でたね。ただ、タイトルだけは納得のいくものでした。

「求婚の作法」
あまり裕福ではないと思われいてるレスター家は、実は投資に成功して、今ではたくさんの財産を所有していたが、それは一部の人間を除き秘密となっていた。そのお陰でレスター家の当主であるジャックも、強欲な女性たちに煩わ去れずにすんでいた。しかし、放蕩者だったジャックも36歳となり、妹が結婚したことで家の切り盛り全て降りかかってきたことで、彼も結婚しようと決心したのだった。そんなジャックが舞踏会で、ソフィー・ウィンタートンをひと目見た瞬間、強く惹きつけられ、ソフィーもまたジャックに惹かれるのだった。ジャックの求婚は順調に進んでいくが、ある日、ソフィーが亡くなった母親の友人からの親切な助言を受けたことにより、暗礁に乗り上げ始めたのだった。

大人のヒーローが、ちょっとのチャンスを逃さずに、積極的にヒロインと求婚するのですが、どうも私はこのタイプのヒーローが好きじゃないようです。読んでいる間中、自信満々のヒーローに対して苛々しっぱなしで、精神衛生上よくなかったですね。ヒロインは結構好きだったんですけど。

さて、ヒーローにはハンサムな弟が二人と、幸せな結婚をしている妹が一人いるという、スピンオフの香りがぷんぷんする作品でしたが、案の定、昨年の1月から3ヶ月連続で出た3部作である「三人の求婚者」がスピンオフとなっています。ただし、3部作として出てはいますが、実際は「愛のソネット」「求婚の作法」「愛の円舞曲」「愛の円足かせ」の順番となっているようです。

愛のソネット愛の円舞曲愛の足かせ
「愛のソネット」「愛の円舞曲」「愛の円足かせ」

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求婚の作法
求婚の作法【忍者大好きいななさむ書房】 at August 13, 2009 04:59