February 17, 2010
パトリシア・グラッソ「すみれ色の瞳に恋して」
昨年の6月に出ました「王子に魔法をかけられて」に続く「カザノフ・シリーズ(The Kazanov Series)」の2作目となります。既に出ています「愛は大空の彼方に」と「あなたに愛の歌声を」はシリーズの3作目と4作目です。
パトリシア・グラッソHP : http://www.patriciagrasso.com/
19世紀初め。シルバーブロンドの髪にすみれ色の瞳を持つ美貌のプリンセスであるアンバー・カザノフは、ロシア皇帝の娘でありながら正式には認められていない非摘出子のため、皇帝の弟である叔父の元で暮らしていた。そんなアンバーも20歳になり密かに結婚への憧れを抱いている中、叔父が彼女を奴隷商人に売ろうとしていることを知ったのだった。恐ろしい運命から逃れるために、アンバーは未亡人に扮してヨーロッパを縦断してイギリスで暮らす従兄のルドルフの元に向かった。叔父の追跡から逃れるために早急に夫を必用としているアンバーのためにルドルフが選んだ夫候補は、4年前に火事により妻を亡くし、自分自身もその火事で火傷を負ったことで、たったひとりの娘を妹の元にあずけ、顔の左半分を仮面で隠しながら隠遁生活を続けるストラトフォード伯爵マイルズ・モンゴメリーだった。お互いを知るために一緒に暮らすこととなったふたりは最初から相手に惹かれるものを感じていたが、妻を失った悲しみから未だに立ち直っていないマイルズはアンバーに対して心を開けずにいた。そして、アンバーもまた自分がロシアを離れた屈辱的な理由をマイルズに告げられずにいたのだった。
アンバーは辛い生い立ちでありながらも全然ひねくれたところがない優しく愛らしい女性で、若干天然的な部分も可愛らしく、自分の幸せのために戦う姿も良かったです。そんなアンバーに比べると、妻の死に対して責任を感じているマイルズは、自分の心を守るために度々アンバーを傷つけ、その上、最後の最後までアンバーのことを信じない態度には苛々させられました。それでも、基本的にふたりとも良い人だったため、読後感は気持ちいいものとなっていましたね。
さて、この作品の中でマイルズの妹のイザベル夫婦が登場していますが、ふたりのロマンスは「THE DUKES TRILOGY」の1作目となる「Violets In The Snow」となります。
パトリシア・グラッソHP : http://www.patriciagrasso.com/
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| ソフトバンク文庫 「すみれ色の瞳に恋して」 パトリシア・グラッソ |
19世紀初め。シルバーブロンドの髪にすみれ色の瞳を持つ美貌のプリンセスであるアンバー・カザノフは、ロシア皇帝の娘でありながら正式には認められていない非摘出子のため、皇帝の弟である叔父の元で暮らしていた。そんなアンバーも20歳になり密かに結婚への憧れを抱いている中、叔父が彼女を奴隷商人に売ろうとしていることを知ったのだった。恐ろしい運命から逃れるために、アンバーは未亡人に扮してヨーロッパを縦断してイギリスで暮らす従兄のルドルフの元に向かった。叔父の追跡から逃れるために早急に夫を必用としているアンバーのためにルドルフが選んだ夫候補は、4年前に火事により妻を亡くし、自分自身もその火事で火傷を負ったことで、たったひとりの娘を妹の元にあずけ、顔の左半分を仮面で隠しながら隠遁生活を続けるストラトフォード伯爵マイルズ・モンゴメリーだった。お互いを知るために一緒に暮らすこととなったふたりは最初から相手に惹かれるものを感じていたが、妻を失った悲しみから未だに立ち直っていないマイルズはアンバーに対して心を開けずにいた。そして、アンバーもまた自分がロシアを離れた屈辱的な理由をマイルズに告げられずにいたのだった。
アンバーは辛い生い立ちでありながらも全然ひねくれたところがない優しく愛らしい女性で、若干天然的な部分も可愛らしく、自分の幸せのために戦う姿も良かったです。そんなアンバーに比べると、妻の死に対して責任を感じているマイルズは、自分の心を守るために度々アンバーを傷つけ、その上、最後の最後までアンバーのことを信じない態度には苛々させられました。それでも、基本的にふたりとも良い人だったため、読後感は気持ちいいものとなっていましたね。
さて、この作品の中でマイルズの妹のイザベル夫婦が登場していますが、ふたりのロマンスは「THE DUKES TRILOGY」の1作目となる「Violets In The Snow」となります。
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