March 26, 2010

ジル・シャルヴィス「さよならはフライトのあとで」

恋に落ちたパイロット」「その微笑にご用心」に続く、小型チャーター機専門の航空会社『スカイ・ハイ・エア』を舞台にした3部作のラストを飾る作品です。

ジル・シャルヴィスHP : http://jillshalvis.com/

さよならはフライトのあとで
ソフトバンク文庫
「さよならはフライトのあとで」
ジル・シャルヴィス

小型チャーター機専門の航空会社『スカイ・ハイ・エア』の共同経営者のひとりでパイロットでもあるブロディ・ウエストは、顧客サービス係のマデリン(マディ)・ストーンにずっと夢中だったが、彼女は1ヶ月半ほど前に起こった事件の際に肩を撃たれて大怪我をして以来、仕事を休み、山奥のロッジにこもっていた。そんなマディに仕事に戻って来てもらうためにロッジを訪れたブロディだったが、彼女は冷たい態度で彼を拒絶したのだった。実は双子の妹のリーナと共にバハマ諸島にある個人所有の島の父親の一族が所有する豪華な屋敷で育ったマディは、父親が亡くなった後、違法な宝石取引に手を染めた叔父の元から逃げ出したという過去を持っていた。ジュエリー・デザイナーのリーナはずっとそんな叔父に利用されて来たが、心惹かれた男性を騙したことに罪悪感を抱き、叔父の元を逃げ出していた。マディは全てを捨てて妹と共に身を隠す決心をしていたが、姉のブロディへの気持ちを知ったリーナがひとりで逃げ出したことで、マディは妹を追い、そんなマディをブロディが追うことになったのだった。

無愛想で不器用なブロディは男性のタイプとしてはシリーズ3作のヒーローの中で一番好みではあるのですが、自分本位の妹を救うために危険に飛び込んでいくマディと、そんなマディを救うために危険な状況に巻き込まれていくブロディという展開は、あまり好みではなかったです。ブロディが傭兵や軍人ではなくパイロットだったので、もう少しパイロットとして活躍出来る場面がほしかったですね。

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