November 08, 2010

パトリシア・グラッソ「愛の花に抱かれて」

王子に魔法をかけられて」「すみれ色の瞳に恋して」「愛は大空の彼方に」「あなたに愛の歌声を」に続く「カザノフ・シリーズ(The Kazanov Series)」の5作目となります。

パトリシア・グラッソHP : http://www.patriciagrasso.com/

愛の花に抱かれて
ソフトバンク文庫
「愛の花に抱かれて」
パトリシア・グラッソ

19世紀初めのロンドン。インベラリ公爵の私生児であるフランボウ姉妹の次女のベル・フランボウは、不思議な能力により花々を美しく咲かせることが出来き、庭師たちから『庭の女神』と呼ばれていた。そんなベルは男爵であるチャールズ・ウィンゲイトと婚約をしていたが、暴漢に襲われて頬に傷をつけられたことで婚約を解消されてしまったのだった。
ロシアの王子であるミハイル・カザノフは愛する娘のためにも再婚をしようと考えていたが、彼との結婚を望む強欲な女性たちは娘の母親に相応しくないとわかっていた。そんな中、ミハイルはインベラリ公爵の屋敷でベルを見かけ、彼女こそが自分の妻に相応しい女性だと確信するが、ベルは傷のある女性が愛されることはないと考えていたのだった。そんなベルと結婚するために策を練ったミハイルは、強盗に襲われたことで一時的に記憶を失って目が見えなくなった振りをして彼女に近づいた。

「あなたに愛の歌声を」のヒロインのファンシーの妹のベルがヒロインで、ヒーローのステファンの兄のミハイルがヒーローの話で、前作と平行して進む話となります。ミハイルは最初から嘘をついてベルに近づいただけでなく、ベルと一度も会わないうちに代理結婚までしてしまうという本当に自分勝手な男でした。ベルに対する態度はとても優しく愛情深くはあったのですが、ベルがとても魅力的だっただけに、ミハイルのあまりにもたくさんの嘘が最後まで気になりましたね。

この記事へのトラックバックURL

http://blogs.dion.ne.jp/tsuredure_nikki/tb.cgi/9803972
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※半角英数字のみのトラックバックは受信されません。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。