2010年08月21日

逃亡記:長英逃亡[吉村昭]

吉村昭著「長英逃亡

長英逃亡



 長崎でシーボルトについて学び、蛮社の獄で捕らえられ、牢屋に放火をして脱獄し逃亡をした蘭学者高野長英の半生について書かれた小説です。
 “半生”と書いたのは蛮社の獄で捕らえられ入牢するまでの話は概略のみで、話は牢に入ってからです。こういった小説だとその人の一生についてのことが多いのですが、この作品はちょっと違いますね。同じ吉村昭の作品でも「彰義隊」は彰義隊のことよりも、日光輪王寺門跡だった北白川宮能久親王の半生で題名と内容が一致していないような記憶がありますが、この作品は題名どおりですね。
 そのため、読み進めるにはシーボルト事件や蛮社の獄についての知識がないと面白くなく、いろいろと調べながら読んだので時間がかかりました。

 高野長英の師であったシーボルトとその子供・孫について書かれてた「ふぉん・しいほるとの娘〈上〉」「ふぉん・しいほるとの娘〈下〉」では、高野長英という人はある意味要領のいい人といった印象だったのですが、この本を読むと『自分にはやるべきことがあるので、こんなところでは…』という気持ちの強い人だったのだなぁ…と思いました。

 同じ吉村昭の「桜田門外ノ変」でも感じたのですが、ずっと逃げている主人公の側に立った書かれ方をしているのですが、最後の捕まるところだけは捕まえる側の目線で作品が書かれています。どちらの主人公も死罪になるので主人公に思い入れが強いと作品としてまとめずらいからなのかもしれませんが、最後に来て突き放したような終わりかたなのはもったいないような、もの足りないような気がします。逃亡しているわけではありませんが「天狗争乱」もそうでしたね。
 親戚の子供が夏休みに読書感想文用に読んでいた『焼きまんじゅう屋一代記』を借りて読んだのですが面白かったです。ただ、この本は一般の書店では入手できないようですね。調べると群馬県前橋市内の図書館にあるようです。
 この本の題材となった焼きまんじゅう屋の『原嶋屋』は、今も立派な店舗で営業しています。
 原嶋屋 原嶋屋
 
この記事へのコメント

ドウテイだった俺ってむしろ勝ち組だったのなwww

エ ロ い お 姉 さ んに初 体 験させてもらうだけでも最高なのに
報 酬に2 0 万もらって、こりゃ言うことねぇな!( ̄∀ ̄*)
風 俗とかで捨てなくてマジでよかったwwwww
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Posted by モジャ公 at 2010年08月21日 19:24
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Posted by ぐりー at 2011年02月21日 02:05
 
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