2009年09月30日

発射済み薬きょう

発射済み薬きょう(はっしゃずみやっきょう)

弾丸を発射した後に残される薬きょうのことで、打ち殻薬きょうと同意。

英語では、Discharged Cartridge あるいはDischarged Cartridge Caseが相当する。
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2009年08月16日

空薬きょう

空薬きょう(からやっきょう)

打ち殻薬きょうと同意。

弾丸を発射して空になった薬きょうの意味であり、英語にもこれに相当するEmpty Caseの語がある。

ただ、弾丸を発射して空になった薬きょうと、実包を組み上げる前の薬きょうである雷管なし薬きょう(Unprimed Cartridge Case)や雷管付き薬きょう(Primed Cartridge Case)との混同を避けるためにも、弾丸を発射して空になった薬きょうを指す場合には、打ち殻薬きょうとする方が望ましい。
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2009年08月12日

陰綫痕

陰綫痕(いんせんこん)

旋底痕を意味する用語。

昭和20年代後半から昭和30年代初期にかけて、この用語が使用された鑑定書が存在した。ただし、それらの鑑定書の保存期限がすでに切れており、この用語を目にする機会がすでに失われたことから、歴史的用語となっている。

英語ではGroove Impressionが相当する。
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2009年08月10日

打ち殻薬きょう

打ち殻薬きょう(うちがらやっきょう)

銃器の薬室に装填された実包の雷管を撃針で打撃し、雷管が発火し、発射薬が急速燃焼し、弾丸が発射された後に、残された薬きょうをいう。銃器から自動的に排出されることもある。

実包を銃器の撃針で「打った」後に残される「殻」だけになった「薬きょう」の意。

打ち殻薬きょうには、撃針痕を初めとする発射痕鑑定を可能とする痕跡が残されている。

打ち空薬きょうと書く場合もある。

打ち殻薬きょうのことを空薬きょうと呼ぶこともあるが、雷管を取り付けていない組み立て前の薬きょう(Unprimed Cartridge Case)や雷管は取り付けてあるが、発射薬を入れる前の薬きょう(Primed Cartridge Case)を空薬きょうと呼ぶこともあり、混乱を避ける上でも打ち殻薬きょうといった方が無難だろう。

なお、1980年代までの英語の文献は、薬きょうはCartride Caseといい、略してCaseとするのが原則だった。ところが1990年以降導入されたIBIS関係の人たちは薬きょうをCasingと呼び、NIBINを紹介するアメリカの政府関係の文書も、薬きょうのことをCasingと表すことが多くなった。2000年代に入ったアメリカの発射痕鑑定分野では、薬きょうのことをCasingとするのが普通となった。

英語としては、Expended CaseExpended CasingFired CaseFired CasingEmpty CaseEmpty Casingを挙げておく。
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2009年08月02日

雷管面

雷管面(らいかんめん)

中心打ち式実包の雷管体の表面で、薬きょう底面に露出している部分をいう。

打ち殻薬きょうの雷管面には、発射痕の鑑定上重要な撃針痕が必ず付けられており、閉塞壁痕、遊底頭痕、撃針口痕が残されていることがある。

たとえ再生実包であっても、雷管面の発射痕は、最後に使用した銃器に由来する発射痕であることから、薬きょうの発射痕鑑定上最も重要なものとなる。

一方、雷管面には、閉塞壁痕あるいは遊底頭痕類似の深さのある加工痕(工具痕)が、初めから付けられていることがある。これらの痕跡は、多くの場合で平行状の擦過痕であり、旧共産圏諸国が製造した、あるいは現在も製造している製品に見られることが多い。鑑定に当たっては、推定される銃種の閉塞壁や遊底頭の加工痕と矛盾しないか、連続した条痕が撃針痕の中にまでないか、複数の打ち殻薬きょうがある場合には、相互の痕跡の間で方向が異なっていないか等を確かめて、発射痕と製造加工痕の識別を行う必要がある。

縁打ち式実包の薬きょうの縁は雷管体の表面に相当するが、この部分を雷管面と呼ぶことはない。

英語ではPrimer Surfaceが相当するだろう。
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2009年07月28日

被甲

被甲(ひこう)

弾丸の弾芯を覆う金属の薄板材をいう。

多くの場合で、弾芯より硬い金属材料が用いられる。その例外には、弾芯に鋼が用いられる徹甲弾丸と、鉛の弾芯をナイロン樹脂で覆うナイクラッドが挙げられる。

被甲に用いられる材料の主なものには、ギルディング・メタル、銅、黄銅、ニッケルメッキ黄銅、クロームメッキ黄銅、青銅、白銅、白銅メッキ鋼、クロームメッキ鋼、ニッケルメッキ鋼、塗装した鋼、ニッケル、亜鉛、アルミニウム、アルミニウム合金、ナイロン(ナイクラッド)等がある。鋼被甲の場合は、鋼の腐食防止のために被甲の内外面ともメッキされていることが多い。

代表的な被甲材料であるギルディング・メタルは、90〜95%の銅とその残部を亜鉛で構成した合金である。ルーバロイあるいはノーベロイと呼ばれるものは、ギルディング・メタルに少量の錫を添加した合金で、良質の被甲材として知られる。被甲材に用いられる白銅は、通常の白銅よりニッケル成分が多い銅60%、ニッケル40%のものが用いられてきた。

被甲の厚さや硬さは、目的に応じて調整される。弾丸が標的に命中した際に大きく拡大させたい場合には、弾丸頭部の被甲は薄くされ、侵徹性能を狙う弾丸では頭部の被甲が厚くされる。

被甲の製造法は薬きょうの製造法と同様で、薄板からプレスによって円盤状の板を打ち抜き、引き抜き加工で深絞り成形し、弾芯と結合した上でナーリング溝の加工などが施される。

英語ではJacketあるいはBullet Jacketである。
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2009年07月26日

ACP

ACP(エーシーピー)

コルト社が販売する自動装てん式拳銃用に、ジョンモーゼス・ブローニングが開発した拳銃用実包の識別呼称。「コルト自動装てん式拳銃用」(for Automatic Colt Pistol)を意味する語の頭文字に由来する。

25ACP、32ACP、380ACP、38ACP、45ACPの5種類がある。各〜口径とも〜全被甲弾丸が使用され、25ACP、32ACP及び38ACPは〜半起縁型薬きょうであり、380ACPと45ACPは〜無起縁型薬きょうが使用されている。38ACPを除く4種類のACPは、開発されてから1世紀を経た現在ても、自動装てん式拳銃の標準的実包として使用され続けている。

これらの中で、小型拳銃用の〜実包としてブローニングが最初に開発したのは32ACPである。ウインチェスター社とけんか別れしたブローニングが新天地を求めて渡ったベルギーで、彼の特許を買い取ったFN社が7.65mmブローニングの名称の実包として、その製造を開始したのは1899年のことであった。この実包を使用するブローニング1900年型自動装てん式拳銃もFN社で製造され、ベルギー陸軍によって1900年に制式採用された。その後コルト社は、ヨーロッパには輸出しないとの条件でFN社と折り合いをつけて、1903年に小型拳銃用実包の特許をブローニングから買い取った。ブローニングはコルト社用に、FN社向けの拳銃とは異なるものを設計提供した。それがコルト1903年型で、コルト・ポケット型とも呼ばれる。そしてアメリカでは、この実包が32ACPと呼ばれるようになった。

ACPの名称が最初に使用されたのは38ACPであり、1900年にコルト社の1900年型自動装てん式拳銃でこの〜実包が採用された。1900年型は試作品程度のものであったが、この実包を使用したコルト1902年型自動装てん式拳銃は、コルト社初の本格的な自動装てん式拳銃となった。ただ1929年に、これと寸法が同一で装薬量が多く、威力の高い38スーパー自動装てん式拳銃用実包(38スーパー・オートマティック)が開発されると、38ACPはすたれてしまった。その後、次第に38ACPの名前も忘れ去られることとなった。なお、38ACPはヨーロッパでは使用されなかった。

ブローニングは1903年型拳銃の使用実包の威力を高めるため、口径0.38インチの〜実包を1908年に開発し、その〜実包を使用する1908年型自動装てん式拳銃をコルト社に提供した。この〜実包が380ACPで、相手の反撃を効果的に抑止するうえで最低限必要な殺傷威力をもった実包として知られる。この実包は1912年になってFN社にも提供され、ヨーロッパでは9mmブローニング・ショートと呼ばれた。

38ACPを用いた1902年型自動装てん式拳銃の口径を45にしてパワーアップした拳銃と〜実包の開発を、ブローニングは1904年に開始した。当初、45ロングコルトの薬きょうを起縁型から無起縁型になるように削り、抽筒溝を刻んだものを使用していたが、拳銃の作動を安定化するために薬きょうを切りつめて1905年に完成させたのが45ACPである。なお、軍の要請で、被甲の厚みなどの変更がその後に加えられた。

コルト社は、アメリカ国内では早くから自動装てん式拳銃を積極的に開発してきたことから、1960年代頃までのアメリカでは、コルトの名前が付けられた実包名に違和感は少なかった。現在のアメリカでは、45以外の口径の自動装てん式拳銃のコルト社製品のシェアはわずかとなってきている。一方で、これらの〜実包は現在でも自動装てん式拳銃用の標準実包となっていることから、これらの〜実包の名称からコルト拳銃用を意味するACPを除くべきであるという声が1970年代から出てきた。単に拳銃用を意味するAPが提唱されたが、現在でもACPの名称の方が広く通用している。
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2009年06月24日

箱弾倉

箱弾倉(はこだんそう)

自動装填式銃器あるいは全自動式銃器に用いられる弾倉。英語のBox Magazineの訳語であり、箱形弾倉とも呼ばれる。

銃器本体から取り外せるものと、銃本体に作りつけられているものとがある。取り外せるものは着脱式箱弾倉、あるいは単に着脱弾倉と呼ばれることもある。箱型弾倉とも呼ばれてきた。

細長い直方体状の箱形のものが多いことから、この名称がある。特に箱弾倉と言わなくても、拳銃の弾倉の大半は箱弾倉である。必ずしも直方体状をしていないもの、たとえば、AK47の弾倉に代表されるようなバナナ型の弾倉も箱弾倉に分類される。

実包をまっすぐに並べて弾倉内に収納している単列弾倉(シングル・カラム・マガジン)と、実包が千鳥状に並んで収納される複列弾倉(スタッガード・カラム・マガジン)とがある。グリップの内側に弾倉が収納される場合に、単列弾倉では手の小さな者でもグリップを握りやすくできる。複列弾倉は、グリップは厚くなるが、装弾数を倍近くにできる利点がある。

実包と弾倉との間には接触部があり、実包を弾倉に装填する際と、実包が弾倉から薬室に装填される際に、接触部には擦過痕が残される。箱弾倉の側板頂部の湾曲部(マガジンリップによってが薬きょうの縁に付けられるマガジンリップ痕がその代表的なものである。箱弾倉の後端面が薬きょう底面に擦過痕を残すこともある。特に後端面の頂部の凹凸が大きい場合に、薬きょう底部に残される擦過痕が遊底頭面による擦過痕と類似した形態となることがある。

同一銃器から排出された打ち殻薬きょうに残される発射痕であっても、弾倉に由来する痕跡は、弾倉が交換されれば当然変化する。比較対照している資料間で遊底頭痕様の痕跡に矛盾点がある場合、それが弾倉に由来する痕跡の可能性がないか、弾倉を用いずに薬室に直接装填された実包が含まれていないか等の検討が必要となる場合がある。

英語ではBox Magazineである。
細長い棒状をした形状であることから、Stick Magazineとも呼ばれる。
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2009年05月18日

陽綫痕

陽綫痕(ようせんこん)

旋丘痕を意味する用語。

昭和20年代後半から昭和30年代初期にかけて、この用語が使用された鑑定書が存在した。ただし、それらの鑑定書の保存期限がすでに切れており、この用語を目にする機会がすでに失われたことから、、歴史的用語となっている。
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2009年05月04日

マガジン

マガジン

自動装填式あるいは全自動式銃器の弾倉。あるいは軍の弾薬庫をいう。

銃砲刀剣類所持等取締法の第十条の七((消音器等の所持の制限))に「弾倉」という用語があり、銃砲刀剣類所持等取締法施行令第五条の三、第六条の四、第七条の二にも「弾倉」の用語がある。また、同第七条の二には「着脱弾倉」の用語もある。これらの条文を参考にすると、弾倉とは、実包又は金属性弾丸を充填することができる銃器の構造の一部を指す。

銃器関連雑誌の最近の記事では、銃器の弾倉のことをマガジンと記述しており、弾倉よりマガジンの方が一般的な用語となっている。弾倉はマガジンであるが、マガジンは弾倉と弾薬庫の両方の意味がある。ただ、国内では弾薬庫のことをマガジンと呼ぶことは少ない。

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2009年05月02日

回転弾倉

回転弾倉(かいてんだんそう)

回転弾倉式銃器の部品で、実包を装填する複数の薬室が円周方向に等間隔に配置され、回転することで、装填されている実包を、次々に撃針の打撃位置に送り込む。

回転弾倉式の銃器で現在一般的なものは拳銃のみであり、普通は回転弾倉式拳銃の部品である。

シングルアクションの拳銃では、撃鉄を指で引き起こす動作によって回転し、ダブルアクションの拳銃では、引き金を引く動作によって回転する。

銃砲刀剣類所持等取締法の第三条の二により、拳銃の回転弾倉は、その所持が禁止されている。

英語ではCylinderという。日本語をそのまま英語に直したRevolving Magazineの用語は見ない。通常Revolving Cylinderとも言わない。ただ、銃器の発展の歴史を語る際には、銃身回転式の銃器と区別する上でRevoloving Cylinder Pistolという語は存在する。一方、銃身回転式の銃器は、Revoloving Barrel Gunとは言わずにMulti-Barrel Gunの方が一般的である。Multi-Barrel Gunの中には銃身が回転しないものもあるが、回転するものはRevolverに分類される。

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2009年04月12日

裁判員のための発射痕鑑定概説

隠れた証拠のサイトに、発射痕鑑定用語の必要最低限のダイジェスト版である「裁判員のための発射痕鑑定概説」を加えました(http://www.k2.dion.ne.jp/~u4ren6/IntroductionFirearmID.html)。

 裁判員裁判では、一般の方々が証拠の価値判断を行う必要に迫られる場合があります。その一方で、担当する事件について予備知識を準備することは想定されていません。そのため、いきなり難解な鑑定用語を聞かされる可能性があります。発射痕鑑定でも、一般にはなじみの薄い用語が用いられており、予備知識なしにその内容を適切に理解することは難しいものと思われます。そこで、一般の方に発射痕鑑定についての必要最小限の事項を解説し、どなたでも簡単に正しい予備知識を得られる機会を提供しました。
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2009年04月05日

弾倉

弾倉(だんそう)

一定量の実包あるいは空包を、薬室に装填するまでの間、詰めて保管しておく銃器の部品、あるいは銃器のフレームに作りこまれた部分。

着脱可能な部品となっているものが多いが、銃器から取り外せない場合もある。

英語ではMagazineというが、Magazineの第一義は弾薬庫であり、軍隊が補給用の弾薬類を保管しておく建造物を指す。

回転弾倉式拳銃の回転弾倉(cylinder)は、実包を詰めて保管している銃器の部品ではあるが、薬室を兼ねている。回転弾倉は、薬室に実包を送り込む動作を行わないことからmagazineには相当しない。回転弾倉式拳銃の回転弾倉は回転式弾倉兼用薬室とでもいうべきものである。

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2009年03月22日

薬室内面

薬室内面(やくしつないめん)

薬室の内壁の表面を指す。

発射痕鑑定では、薬室内面の形状が、打ち殻薬きょうの薬きょう円筒部に残される点で重要である。

弾丸発射時に薬きょうが膨張し、薬きょう円筒部やきょう口部が薬室内面に張り付く。その際、薬室内面の大きな凹凸や形状が打ち殻薬きょうに反映される。その形状が特殊な場合には利用価値が高い。ただし、多くの場合で、薬室内面の形状がそのまま打ち殻薬きょうに反映されるのではなく、打ち殻薬きょうが薬室から排出される際に、膨れたきょう体表面の軸方向の擦過痕として反映される。

薬室は円筒状(軸対称の回転体形状)であり、回転式工具による切削加工で仕上げられるか鍛造加工される。切削加工された薬室内面の加工工具痕と加工工具の形状との間に直接的な関連性は低く、加工ごとにその表面の微細形状は変化する。そのため、薬室内面に残される加工工具痕の固有性は高い。その一方で、打ち殻薬きょうの円筒部に残される軸方向の擦過痕は、特徴の少ない均質な線条痕となることが多く、また、排きょうごとの痕跡変動もあることから、位置決め(オリエンテーション)が難しいことが多い。これらの線条痕が薬きょう製造時に薬きょう円筒部に残される引き抜き加工痕と同質であることも、痕跡特徴の見極めを難しくする。したがって、薬室内面に由来する痕跡単独で発射銃器の異同識別を行うことは一般的に難しい。

一方、薬きょうの発射痕の重要性が高い自動式あるいは自動装填式銃器では、薬きょう底面に蹴子痕や抽筒子痕が残されることが多い。薬きょう円筒部の軸方向擦過痕の対応関係がもっとも良好な位置と、蹴子痕や抽筒子痕との位置関係との間に矛盾がないことを確認できた場合には、一見均質に見える薬きょう円筒部の擦過痕にも意味が生じる。

英語ではChamber Surfaceである。

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2009年03月20日

装填痕

装填痕(そうてんこん)

実包を銃器に装填したり、実包あるいは打ち殻薬きょうを銃器から排出する際に、実包あるいは薬きょうに付けられる工具痕の総称。

自動式あるいは自動装填式銃器では、実包を弾倉から薬室に送り込む際に、薬きょう底面の縁近くの部分が、遊底頭面の角に押されるが、この際に残される痕跡は装填痕の代表的なものである。

銃身後部にある装填斜面(フィーディング・ランプ)と実包先端付近の弾丸頭部とが接触することで、弾丸頭部に残される擦過痕も装填痕と呼ぶことがある。

薬室痕は実包が薬室に装填される際に、薬室内面の凹凸によって、主に薬きょう円筒部に残される痕で、これも装填痕と呼ぶことがある。

弾倉のマガジンリップによって薬きょう円筒部に残されるマガジンリップ痕も装填痕と呼ばれることがある。

実包製造時に、弾丸を薬きょうに取り付ける作業は、弾丸の装填作業とも呼ばれ、その際、薬きょうのきょう口部にある凹凸によって弾丸円筒部に線条痕が残されることが多いが、この線条痕を装填痕と呼ぶこともある。

このように種類の異なる痕跡に対して用いられているため、単に装填痕といわれても、写真や図を示されないと、それを具体的にイメージすることが難しいことがある。

装填痕の意味が広範囲にわたるため、それに対応する英語も単一ではない。それらの中から、Feed Marks
Mechanism Marksを挙げる。



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2009年03月19日

施条銃身

施条銃身(せじょうしゅうしん

銃腔に腔旋が刻まれている銃身。

腔旋銃身、施旋銃身とも呼ばれる。

英語ではRifled Barrelである。
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2009年03月15日

施旋銃身

施旋銃身(せせんじゅうしん)

銃腔に腔旋が刻まれている銃身。

以前は施綫銃身と表記されたものであるが、腔綫を腔旋と表記するのに倣い、施旋銃身と表記した。

腔旋銃身、施条銃身とも呼ばれる。

英語ではRifled Barrelである。
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2009年03月14日

腔旋銃身

腔旋銃身(こうせんじゅうしん)

銃腔に腔旋が刻まれている銃身。

施旋銃身、施条銃身とも呼ばれる。

英語ではRifled Barrelである。

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2009年03月07日

銃口

銃口(じゅうこう)

銃身の一端で、弾丸や散弾が発射されて空中に飛び出していく側の端部をいう。

銃身の前端部。

銃身の前端部には、消音装置や消炎装置が取り付けられることがあるが、これらの装置は銃身には含まれないことから、これらの装置の弾丸が飛び出す側の端部を銃口とは言わない。

英語ではMuzzleである。


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2009年03月06日

旋底痕径

旋底痕径(せんていこんけい)

発射弾丸の弾丸径を測定する際に、測定されることのある値。

偶数条の腔旋痕の弾丸の外径を、ノギスのような両側から挟む測定器具で測定した際に、旋底痕部分を挟んで測定すると得られる。奇数条の腔旋痕の発射弾丸の弾丸径をノギスなどで測定しても、旋底痕径は得られない。

弾丸径の測定値を範囲を持って示した場合に、その上限値となっている場合がある。

一方、鑑定物件の弾丸には変形があり、旋底痕部分で測定した弾丸径の測定値が弾丸径の上限値とならないことも多い。こんな事情もあり、旋底痕径と断って測定値を示すことはほとんどなく、これに相当する英語を見たこともない。ただし、変形の少ない発射弾丸の外径の測定値に変動がある場合、旋丘痕径と旋底痕径による変動が生じていることが考えられる。

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