2009年12月16日
おばまの戦争


佐藤栄作が貰えるほどに意味のないノーベル平和賞でのオバマ発言であった。
ケネディーが自ら始めたベトナム戦争から段階的に撤退しようとして、産軍のコングロマリットから暗殺されたことを思い出させる。
アフガン増派から撤退への道筋はもはやアメリカ一国ではどうしようもない以上、オバマはこの幕引きの中で死にたがっているのだろう。
昨日、ようやく図書館で順番待ちをしていた1Q84を読み終えた。
「この世には絶対的な善もなければ、絶対的な悪もない」と男は言った。「善悪とは静止し固定化されたものではなく、常に場所や立場を入れ替え続けるものだ。ひとつの善は次の瞬間には悪に転換するかもしれない。逆もある。『カラマーゾフの兄弟』の中で描いたのもそのような世界の有様だ。重要なのは、動き回る善と悪ととのバランスを維持しておくことだ。(略)そう、均衡そのものが善なのだ。」
「心から一歩も外に出ないものごとなんて、この世界には存在しない」とリーダーは静かな声で繰り返した。「第11章(青豆)均衡そのものが善なのだ」
戦争は常に自国の国民の防衛のための戦争であり、正しい戦争として行われるのは誰でも知っている。
北朝鮮がはじめたとしても、どの国の戦争もテロも正義の闘いとして人民は動員され、死ぬことになっている。
アメリカが世界の警察として支払ったものを、今度は国際連合が支払う。(ちょうど日・独・伊の三国同盟が支払ったように。)
日米同盟も、安全保障条約そのものが要求した、世界均衡が変化したのに継続されている。
沖縄の米軍基地問題も世界均衡の中で語られなければならないのに、アメリカ(労働需要/雇用)の収支の中でしか語られていない。
それは、この世界での問題なのだが。
というわけで、今日のワン子短歌
やっとひとりになりたりしかば嬉しけれ酒匂【さかわ】の水を犬と頒けあう
福島泰樹「葷酒山門」
小動物小売店【ペットショップ】の装飾窓【ウインドウ】に育ちすぎたる犬と猫の子 今日はをらず
藤井常世「猫だまり」(H21/12角川短歌)
ぬばたまのドーベルマンに出会ひしや愛犬こむら返り演じをり
拙作「ワン子短歌」
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