2006年10月13日

日本以外全部沈没(筒井康隆)

単純にタイトルから考えて、「日本以外全部沈没したらどうしようか」という話でも書こうかと思ったけど止めた。
高級な皮肉というのは見た目はなかなか美しいもので、ついうっかりすると飲み込まれてしまったりする。美しい薔薇にはトゲが、みたいな話と同じだろう。
普段生活をしていて、誰かに皮肉を言うなんていうことは、なかなかない。文句を言ったり悪口を言ったりすることはあるかもしれないけど、皮肉はなかなかない。
どうしてだろうな、とちょっとだけ考えると、やっぱ皮肉というのは難しいんだろうな、と思うのだ。
文句は直接的に言えばいいし、悪口は何も考えずに言えばいい。しかし皮肉というのはどうにも、そういう無責任で無根拠な代物ではなく、もっときちんとしたもののような気がするのだ。
というわけで皮肉というのを辞書で調べてみるのだけど、こんな感じだった。
『遠まわしに意地悪く相手を非難すること。また、そのさま。当てこすり。』
辞書というのは大抵曖昧でぼやけた説明しかしてくれないのだけど、まあこんなもんだろうか。
つまり、相手の想像力に依存した悪口だ、と言えるかもしれない。
一対一での皮肉のやり取りであれば、相手のことをそれなりに知ることも出来るし、だからこそそういう部分を突いて皮肉をいうこともできる。というかなるほど、皮肉というのは普通、知っている相手にではなければ言えないものなのだろうな、と思う。相手の想像力に依存しているが故に、相手のことを知っていなくてはならなくて、まあ、可愛さあまって憎さ100倍、と言ったところかもしれない。違うかもしれない。
しかし、小説でそれをやろうとしたら、これはなかなか大変である。
つまり、読者一人一人の想像力に委ねられているのだけど、それを知る術がない、という状態で書かなければならないのである。
まあそこはもちろん、一般的な人間というものを想定して、どう想像するのかというものを考えるのだろうけれども、それにしても難しいだろう。
もちろん、小説を書くという行為そのものがそもそも、読者の想像力に委ねられている。しかし、ストーリーを伝えるのと皮肉を伝えるのでは、やはり難易度に相当差があるのではないかと思うのだ。ストーリーの場合は、間違った解釈をされたところで特別大きな影響はないけど、皮肉の場合は、正しい解釈をされて初めて有効になるので、難しいだろうと思う。
筒井康隆という作家はその、小説を通じて皮肉を読者へ運ぶという難しいことをやってのける。やってのけているはずだ。というのも、僕の想像力が足りないのか、その皮肉が届かない作品も結構あったからなのだが。まあそんなわけで、筒井康隆はすごいのではないか、という話である。
今回はどうにもあまり文章が書けなさそうなので、そろそろ内容に入ろうと思います。
本作は、表題作を含めて11編の短編を収録した短編集になっています。
というわけでそれぞれ、ざっと内容を紹介しようと思います。

「日本以外全部沈没」
小松左京の大ベストセラー「日本沈没」のパロディである。
タイトルの通り、日本以外のすべての大陸が沈没してしまう、という設定である。舞台は、日本のとある酒場。そこには、土地を追われた各国の超有名人達が、日本と日本人に媚を売りながら集っているのである。
フランク・シナトラ、インディラ・ガンジー、毛沢東、蒋介石、リチャード・ニクソン、ビートルズ、オードリイ・ヘプバーンなどなどそうそうたる面々である。
フランク・シナトラが日本語の曲を歌い、オードリイ・ヘプバーンが娼婦として生きる無茶苦茶な日本を舞台にしたドタバタ。

「あるいは酒でいっぱいの海」
ショートショート。酸素からヘリウムを取り出す画期的な薬を発明してしまった主人公のお話。

「ヒノマル酒場」
ある酒場でのお話。いつものように労務者たちが集う中、テレビではなんだか変なことをやっている。どうやら通天閣にUFOが来た、という設定のドラマを生撮りして流しているらしい。なかなかリアルなものだ。まあほんとは実際にUFOが来ているのだけど、酒場の労務者たちは気付かない。UFOから出てきた宇宙人が酒場にやってきても、まだドッキリカメラだと信じて疑ってない。マスコミ達は騒然とし、労務者たちは憮然とするなか、シュールに宇宙人が存在する。

「パチンコ必勝原理」
ショートショート。どっかのお偉い学者さんが、あらゆるデータを取ってパチンコを後略しようとする話。

「日本列島七曲り」
大阪へ戻るのに嫌いな飛行機に乗ったところ、革マル派みたいな連中がハイジャックを宣言する。そこから乗客はうかれモード。北朝鮮へ行けという指示に、機長も嬉しそうに応じる。機内は、飲めや騒げやの大混乱。そのうち機内でコレラが発生してさらに大混乱。

「新宿祭」
年に一度の新宿祭。全学連やそのOBたちがあちこちで暴れ周り、それを見ながら日頃の憂さ晴らしをする、という祭りである。その祭りにおいて、全学連の連中の手配とタイムスケジュールを組む会社にいる男のお話。

「農協月へ行く」
土地成金でもうアホみたいに金を持っている農協たちが、知人が世界一周をしたからと言って、これは負けてられないと、ならば月に行くしかない、と言って月に行く話。

「人類の大不調和」
万博会場で、なんだか恐ろしいことが起きている。ソンミ村館、と名付けられた建物からは銃声が聞こえ、中から銃殺死体が転がってきて、周囲にいた人間も巻き添えを食う。しかし、建物を壊しても中には何もない。そして翌朝にはまた現れる。さて、どうやったらどうにかなるものか。

「アフリカの爆弾」
小国が次々に独立を宣言する中で、軍事力を保持するために各国が核兵器を保有するような時代。あるアフリカの集落でれっきとした小国であるその国でも、核兵器を買うことになった。5ギガトンという、広島に落ちた原爆の25万倍の威力を持つ核兵器で、爆発したら地球が滅亡するというような代物である。
さてこれを集落まで持ち運ぼうというのだけど、しかしこれが大変で…。

「黄金の家」
突然やってきたペンキ屋が、突然うちの中を金ぴかに塗り替えていく。相手が言うには、俺がそれを頼んだ、んだそうだ。んなアホな。そんなことするわけなかろう。しかしこれも突然、庭に廃棄物を処理しようとした人間がやってきて…。

「ワイド仇討」
仇討ちを目的に旅をしているうちに仲間がどんどん膨れ上がっていき、いつしか大所帯になった。いつの間にか仇討ちのことも半分忘れて旅を楽しんでいたのだが…。

というような短編集です。
どうも今回は、僕的にはあまり面白くはなかったですね。
「日本以外全部沈没」は、そのあまりのくだらなさに笑いましたが、他の作品はどうもなぁ、という感じでした。あまり面白いと感じられませんでした。
一番気になったのは、解説で書いていた「農協ツアー」という奴ですね。なんですか、「農協ツアー」って?なんか、当時全世界を席捲した、みたいに書いてあるんだけど、日本だけの話ではないってことですよね?誰か知っている人がいたら教えてください。
まあそんなわけで、そんな感じです。

筒井康隆「日本以外全部沈没」


日本以外全部沈没文庫

日本以外全部沈没文庫
 

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この記事へのコメント
こんばんは。(今日は、もう真っ暗ですので「こんばんは」が相応しそうです)

昨夜、この本を急いで読みましたが、通りすがりさんのお読みになった本と違うことに気づきました。私が読んだのは、徳間文庫の『自選短編集3<パロディ編>日本以外全部沈没』でした。表紙もピンクの中にうっすらと筒井康隆氏の似顔絵が描かれています。

という訳で、収録されている短編が大部違っていました。「日本以外全部沈没」は載っていますが、他は筒井氏らしいブラックな作品が多く、しかも(やはり筒井氏ですので)何かいやらしい作品が多いです。ちょっと感想は書けそうにありません(苦笑)。

「日本以外全部沈没」は、おもしろいですね。小松氏の「日本沈没」では、外国に日本人の受け入れを要請する場面がありましたが、こちらはその逆です。外国の有名な要人・俳優・女優が卑屈になりながら、こそこそ日本で暮らしていく姿が、何か哀れでもありますが、やがて日本も沈んでしまう運命でしたね。この発想が彼の本領発揮、なのでしょう。

話は変わりますが、伸助さんが上海で経験したことは、私も北京で味わいました。5年ほど前ですが、家族で北京に旅行した折り、信号無視のクルマが殆どで、道路を横切るのにひと苦労させられました。何のための信号なのか?本当に怖い思いをしました。更に、決定的なことが…。
私たち家族が乗っていたタクシーは運転が荒く、「何事もなければ良いけど〜」という祈るような思いも通じず、見事(?)バスに追突してしまいました。中国のバスは2台が連結している長〜いバスなのですが、カーブでその横腹にタクシーがつっこんでしまいました。言葉が通じないので焦りましたが、幸いケガもなく(心臓はドキドキでしたが…)運転手の身振りに合わせ、家族でタクシーを降りました。
降りた途端、運転手が凄い勢いで、怒鳴り始めました。(そう言えば、彼はバスの運転手とも怒鳴り合っていました)何で、怒っているのか判らず、お客に謝るのが先でしょ! と、こちらもキレそうでしたが、夫が「判った! お金のことだ」と気づきました。
タクシー料金を払え、ということらしいのです。これが日本だったら…と思うと、本当にびっくりしました。

全く読書から離れましたが、ご容赦下さい。書店に東野さんの『手紙』が山積みですね。映画化の効果は絶大です。ミステリの映画は難しそう…、と思いますが。
Posted by dradonworld at 2006年10月18日 20:11
そういえば、全然関係ないですけど、もう冬が近づいてますね。暗くなるのが早いですもんね。

ふむふむ。やっぱ、短編集だから、いろんなバージョンがあるんでしょうね。僕が読んだのは、最近角川文庫から出た「日本以外全部沈没」ですね。確かに、「日本以外全部沈没」を入れた短編集のタイトルは「日本以外全部沈没」にするだろうから、同じタイトルのものがいくつかあってもおかしくないですね。

筒井さんのいやらしい作品というのは、まだあまり読んだことがないので想像がつかないですね。なんか、批判的だったり社会的だったり皮肉ってたりっていうのはわかるけど、いやらしいのはわかんないですね。

「日本沈没」の方は、映画も観てないし原作も読んでないので知らないですけど、でもそこから「日本以外全部沈没」っていう発想を持ってくるのがすごいですね。さすがって感じです。僕としては、やはり男なんで、外国の超美人女優が娼婦なんかやってるって状況が、すごく羨ましいですけどね(笑)

上海の話は…ちょっと想像したくないですね(笑)なんというか、完全にイメージですけど、中国人とはうまくやっていけそうにありませんね、これは。
中国人はよく謝らないと言われるけど、ホントにそうなんでしょうね。すごいと思います。僕なんか、バスにぶつけた段階で、平謝りですよね。そこで怒鳴るって、いやー、中国人はすごいです。
道を横断できないのも、すごい話ですよね。日本人は、深夜車通りのほとんどない道でも、信号が赤なら停まるのに(時折それはバカにされるネタなんでしょうけど、安全で僕はいいと思います)。まあ、それが4000年の歴史でしょうか(笑)。
ちなみに、やっぱ言葉が通じないのは怖いですよね。僕は、とりあえずなるべく外国には行かないことにしよう、と思っています。飛行機とか苦手だし(怖いのではなく、ずっと座っていなくてはいけないのが苦痛です)。

「手紙」は売れまくりですね。うちには、在庫がないです(泣)入ってきても一瞬でなくなってしまいます。でも、「手紙」はミステリではないのです。東野圭吾は、ミステリじゃない作品も結構書いてるので。「手紙」も、かなりいい話ですよ。

そういえば、鷺沢萌の「ウェルカム・ホーム!」が古本屋にあったんで買ってみました。なるべく近いうちに読むつもりです。

ではでは。
Posted by 通りすがり at 2006年10月19日 02:25
こんばんは。またまたお邪魔します。

『ウェルカム・ホーム!』をお買いになったそうですね。無理に勧めてしまったようで、ちょっと責任を感じます。鷺沢さんの本は、『大統領のクリスマスツリー』『さいはての二人』などの恋愛小説を一時期集中して読みました。あっさり感が気に入っています。男性がお読みになると、どんな感想を持たれるか? 非常に気になりますが、『ウェルカム・ホーム!』は、恋愛モノではありません。タイトル通り、家族をめぐる物語2話です。そのうち通りすがりさんのご感想を読ませていただきます。急かしているわけではありませんので、〜そのうち〜に、なさって下さいね。

筒井さんの「いやらしい話」を、通りすがりさんはご存知ありませんか? それはちょっとビックリです。かつて、私が筒井さんを読んだのは、氏の作品が特に好きだったわけではありません。難しい本(当時、大江健三郎や安部公房が学生の間ではブームでした。実存主義なども…)を読むに飽きたとき、一種のジャンクフードのような感じで筒井さんの本を読みました。ですので、氏の作品を手に取るときは、ある意味自暴自棄という精神状態の時でした。(筒井さん、ごめんなさいね。お許し下さい!)
「いやらしい話」は、言葉で説明するのは勇気が要りますので、通りすがりさんのご想像にお任せします(苦笑)。

今日は、出張でしたので帰り道に新宿のジュンク堂に寄ってきました。いや〜、さすが!です。まず、村上春樹コーナーが出来ていました。彼の全部の文庫本が本棚2段分、並んでいました。壮観です。
次に人目を惹いたのが、京極氏の『邪魅の雫』コーナー、こちらは小さいテーブル一つ分(平積みでひと山10冊分が10山、というところです)置いてありました。この本を初めて手に取りましたが、金色の帯が目立ちますね。また、文庫本でこの厚み(「白夜行」の厚さに驚いたのが、ずっと昔のことに思えました)凄すぎますし、何か文庫とは思えませんね。重い上に持ち運びが大変でしょう。
結局、買ったのは『手紙』と寺山修司の歌集でした。『手紙』は飛ぶ勢いで売れているようなので、私は絶対買わないぞ!と、心に決めていましたが、通りすがりさんがミステリではないと教えて下さったので、いとも簡単に食指が動きました。寺山修司は、以前から文庫サイズの歌集が欲しかったので、ちょうど良いのが見つかりました。

長くなりますが、ご容赦を…。
三浦しをんさんの『三四郎はそれから門を出た』を途中まで読みました。電車の中で読み始めましたら、夢中になってしまい、乗り換えも忘れるところでした(泣)。
図書館の蔵書から「三浦しをん」を検索していましたら、この本があることに気づき、予約していたものです。タイトルから、三浦さんも漫画だけじゃなく、漱石も読まれるんだなぁ、などと暢気に考えていましたが、漱石の話題など全く出てきません。彼女が今まで読んださまざまな本の感想、エピソードなどがおもしろ可笑しく綴られていました。私は先月、『三四郎』『それから』『門』と一連の漱石本をイッキ読み(?)しましたので、実は三浦さんの漱石評が読める、と大いに期待していたのです。ちょっと拍子抜けですが、そこは三浦さんですので、こちらも充分楽しめます。
彼女も書店、古書店勤務という経歴がおありだそうです。本の整理は大の苦手、というより殆どしないそうで、読んだ本は束ねて家具として使っている、という話には本当に笑ってしまいました。
本を束ねるのは、古書店勤めで鍛えたので朝飯前だそうですが、堅く縛って重ね、ダブルベッドとして利用されているそうです。困るのは、その中から読みたい本を探すとき(当然でしょうね)ということです。何か、愉快な方ですね。

では、この辺で。書き忘れましたが、この本はじっくり作品の世界に浸る、というような深い本ではありませんので、お勧めはしませんが、ご興味がありましたら(結局、さり気なく勧めている?)どうぞ。
Posted by dradonworld at 2006年10月20日 20:25
こんばんわです。いつもコメントしてくれるんで嬉しいです、ホントに。

『ウェルカム・ホーム』はですね、なんというか買ったのには多少理由がありまして。僕がよくいく古本屋は、500円ごとにスタンプを押してくれて、溜まると500円引きみたいなことをやっているんです。だから本を買うときはなるべく500円単位になるようにうまく調整して買うんですけど、その時は最後の一冊になかなかいいのがなかったんですよね。で、ちょうど『ウェルカム・ホーム』を見つけて、そういえば読んだって言ってたなと思い出し、何よりも値段がちょうどよかったんで買った、というわけですね。なんかついでみたいな言い方で申し訳ないですけど。でも、鷺沢萌は初挑戦なんで、楽しみではありますね。

昔は学生は本を読んだんですよね、たぶん。しかも、難しそうな本を。イメージでは、ちゃんとはわかってないけど、読んでるとかっこよく見えるから、なんて理由で流行っていたんではないかと思うんですけど(失礼ですね)。でも、その反動で筒井康隆を読むというのはわからないでもないかもですね。
でも、いやらしい話は、わからないですね。一個あらすじだけ知ってるのは、自分のキ○マタが風呂の排水溝に詰まってしまった実話を元にして書いた話があるらしいんだけど、これはいやらしいはなしなんだろうか(笑)。まあ、いろいろ読んでみますね。

ジュンク堂は行ったことないですけど、売り場の広い店なんだろうなと勝手に想像します。売り場の広いお店は羨ましいですね。僕は、出したい本があっても出せないので日々葛藤です。
うちの店でも、村上春樹は順調ですね。新刊だけでなく、よく売れる既刊は結構置いてますよ。さすがに売れますね。
京極夏彦は、ホントに面白いんです!バリバリミステリですけど、なんていうか普通のミステリじゃないっていうかレベルが違うって言うか、すごいんです!だから、まあ厚いしなんだこりゃですけど、機会があったら是非!
『手紙』は、かなり感動作ですね。兄弟のいい話なんですよ。まあ、映画がどうなるかわかりませんけどね。寺山修二は、歌集なのかどうかわからないけど、光文社文庫の9月くらいの新刊で、俳句入門、みたいな本があったような気がします。よく覚えてないけど、うちでは全然売れなかったなぁ。寺山修二と言えば、角川文庫のやつが、華絵(昔はhanae)がモデルの表紙で、綺麗でいいですね。

三浦しおんは、直木賞受賞後に確か小説を出してますけど、それとは違うみたいですね。ちょっと聞いたことないですけど。
確かに、タイトルからすると漱石っぽいですよね。なんでそんなタイトルなのかは説明されるんですか?
三浦しをんは、とにかくエッセイが面白いと思います、やっぱ。小説もいいんですけど、作品によるといった感じですね。エッセイだと、マンガオタクっぷりが全開に発揮されてて、面白いと思います。
古本屋にいたっていうのは、何かで読みました。確か、「しをんのしおり」だったと思いますけど。天国みたいな職場だったでしょうね、きっと。
家具にする話は、もう無茶苦茶ですね。読みたい本を家具にしちゃう方が間違ってるような気もしますけどね(笑)。まあ、古本屋にあれば手に取ってみますね。

今は、中谷美紀のインド旅行のエッセイを読んでるんですけど、やっぱ中谷美紀はいいですね。大好きです。
Posted by 通りすがり at 2006年10月21日 02:32
農協ツアーというのはそのまんま”農協が主催した海外ツアー”のことです。
30〜40年前のTVが発達した今ではあんまりいないよーな
本当の『田舎のおっちゃん/おばちゃん』が十数人の団体で
そのまんまパリとかに押し寄せました。

ホテルの廊下をステテコで歩く(旅館の感覚)
タン吐く、ツバ吐く、立ちションする(普段通り)
高級ブティックに普通のおばちゃんのいでたちで
押し寄せておみやげ用に価格だけでブランドを買い漁る
(・・・いまも変わらんか?格好ぐらいは合わせるようになったかな?)

まあ、要するにそういうもので、一般旅行者から観て
「かんべんしてくれー 日本の恥じゃー!」って悲鳴が上がるような
代物だったわけで。週刊誌でおもしろおかしく”農協ツアーの実態!”とか
取り上げられてました。筒井氏のだとベトナム行ったり月行ったりしてた
はずなんで、60年代後半〜70年代ぐらですかね? 給料貯めて海外行く
サラリーマンに対して、収穫期にごそっと年収が入る農家ではやっぱり
年収からちょっと奮発して海外ってのがやりやすかったっぽくて、
お伊勢参り感覚で国内旅行もしたことない人々が直で海外行ってたよーです。
Posted by 別の通りすがり at 2007年05月08日 03:36
なんか、ネーミングからしてちょっと…という感じがありますよね。まあ今の感覚からすれば農協は古いという感じがあるからかもしれませんけど。

しかしまあ、そんな旅行をしてたら国内・海外を問わず非難されるわけですよね。だってイメージとしては、今の日本にアフリカのどっかの部族がそのままの格好で旅行に来る、みたいなイメージじゃないですか。なんかすごいですね。

同じ日本人に見られたくないから、その時期他の日本人旅行者が減った…なんてなことはないんでしょうかね。なんかありえそうで怖いですけど…。
Posted by 通りすがり at 2007年05月08日 09:11