2006年02月20日

間違いの喜劇

インフルエンザでふせってたら、あっという間に1週間。
その合間に3本舞台を無事見れました。良かった…。

2006年2月12日、さいたま芸術劇場でシェイクスピアの「間違いの喜劇」を観てきました。
さいたまシェイクスピアシリーズ(SSS)15作目。一昨年の「お気に召すまま」と同じオール男性キャスト。
シェイクスピアの全37作品の中では1番短い戯曲だそうですが、休憩なしの2時間で、コンパクトだし、とにかく最初から最後までとても楽しい、あったかい気持ちになれた舞台でした。

物語は、生き別れた双子の兄弟とその兄弟それぞれに使える双子の召使が知らない間に入れ替わり立ち代わりのどたばた喜劇。最後は皆ハッピーエンド。

とにかく軽やかで、テンポも良く何も考えなくても単純に楽しい芝居。こういうのも良いです。すっきりした気持ちで帰れましたよ。

オール男性キャストなので、女性の役も当然男性がやっていますが。

舞台装置は鏡の用に客席が映る素材で作ってある、テアトロ・オリンピコを模したものだそうです。

役者さんについて。
アンティフォラス兄・弟二役の小栗君、蜷川作品3作目で、ついに主役に抜擢。声の通りに若干まだ課題はあるものの、一作品ごとによくなってます。
立ち姿の華は相変わらずで、実に絵になる。素敵でした。
マントの色で兄・弟を区別していましたが、性格も若干違う。私的には真っ白の衣装で兄より若干冷静で優しい弟の方が好みでした。

召使い、ドローミオ兄・弟二役の高橋洋さん。
今回の洋さん、とても楽しみにしていましたが、今までとは打って変わり、新境地。楽しい道化を二役見事に演じきってました。
今までどこか影があったり、重いものを背負っていたりとクールな役柄が多かったですが、初めてこれほど裏表の無いからっとした陽気な役柄をみました。
それが実に可愛くて楽しい。入れ替わりたち代わり汗だくで頑張ってましたが、終始細かい面白いこともちょこちょこしていて文句なくうまい!よかったです〜。

はじめてみる、アンティフォラス兄の妻・エイドリアーナ役の内田さん。
容姿は綺麗で、大きいですが、予想に反して?とにかく可笑しい(笑)でもかわいい妻でしたよ。チャーミング。
体当たり的な演技でとても頑張っていました。真正面から女の嫉妬を面白おかしく演じていて、妹と対照的。でもとても好感が持てました。

エイドリアーナの妹・ルシアーナ役の月川さん。
やはりこの人のこういうクールで頭が良く美しい女性役は実に良い。クールビューティーな役柄を品を持って優雅に演じていました。所作も綺麗だし、声も普通に女の人に聞こえる。素敵でした。

アンティフォラス兄弟の父親・吉田さん。
私は吉田さんファンでもあるのですが、相変わらず、最初の重い所をきっちり締め、最後もきっちり締め、あまり出てこないけどインパクト大。良い役者さんです。
次のタイタスも楽しみ〜!初演も見てますけど。

アンティフォラスの母親・鶴見さん。
う〜んちょっと女の人としては大きすぎというかごついというか・・。(笑)ちょっと違和感有りましたけど、まあ(笑)

あとはたかおさんとか良い味出してました。面白い。

最後の双子達が鉢合わせる場面はどうなるのかなぁと思ってましたが、声は小栗君、洋さんがそれぞれ腹話術を使って演じ、それに合わせてもう一人の双子役の人が口を合わせて演じていました。
小栗君の方は実のお兄さんの小栗了さん、洋さんの方は清家さんがやってました。

最後はアングラっぽい演出もあり、でも皆でハッピーエンドという実にすっきりした終わり方。
何も引きずらず、楽しかった〜の思いだけ持って帰路に帰れたのは久しぶりで良かったです。

Posted by windfall826 at 20:56  |Comments(6)TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
5{して、プチノートから飛んできました〜
藤原竜也さんファンです☆
「間違いの喜劇」、観劇されたんですね〜
観たいと思っていた舞台なので、うらやましいです。

コミカルな洋さん、「ロミジュリ」でしか観たことありません。
観劇は広島公演だったので、WOWOWですが(>_<)
Posted by 涼子 at 2006年02月23日 23:48
>涼子さん

はじめまして!Yoriさんの所からいらしてくださったのですね。
私もお名前やコメントはよく拝見させて頂いています。
また遊びにいらしてくださいね!
間違いの喜劇は本当にどたばた喜劇という感じでした。
観られると良かったのですが、なかなか大変ですよね。
洋さんは、ロミジュリのマキューシオはクールでちょっと皮肉的な道化のような役作りでしたが、今回はそれとは打って変わり、本当にかわいいくて面白い感じの裏表の無い明るくからっとした役柄でした。
ちなみに地方公演の鈴木さんのマキューシオも大阪と仙台で拝見しましたよ!
Posted by さらは at 2006年02月25日 00:52
今日観てきました(^^)ハッピーエンドで単純に楽しめてほんわかしてよかったです!

高橋さん(なんてすごいの!)と内田さんが私のつぼでした。
あと、月川さんはこれ以上ない(?)はまり役ですね(笑)
鶴見さんは私今まで舞台ではいまいちでこの人も映像向き・・?
と思っていたのですが今回は好きかな^^・・と
気がつけば女役の感想ばかりですが、装置もとても好きです。

ひそかにMyブームの小栗くん(笑)、がんばっていましたね。
一生懸命さが伝わってきた印象でした。
ちなみに映画の「ウォーターズ」では小栗くん、
めちゃめちゃ光っていましたよ〜ビジュアルもいいので
映えることといったら・・!こちらも馬鹿馬鹿しいけど笑えるので
機会あれば是非♪
Posted by Yori at 2006年02月26日 20:06
>Yoriさん

おかえりなさい〜!間違いの喜劇、ドラマシティも楽しかったようで良かった。今回の洋さんも良いですよね〜。私も洋さんは「役者」という言葉がぴったりの人だと思います。
内田さんもチャーミングでかわいい。好きでした。
小栗君は確かドラマ、「サマースノー」で剛君の弟役をやっている頃から注目はしていて、背も高いし、ビジュアル的にも凄くかっこよく、繊細な演技をする人なので、私もどちらかというと今は映像の方が良いなと思いますが、舞台も精力的にやっていて頑張っていると思います。次のタイタスでのあのエアロンをどう演じてくれるか楽しみ!「ウォーターズ」は見たい!小栗君は映画も凄く出てますよね〜。紹介文で見たけど面白そう!
そう言えば、サイトのほう色々検討中なのですね。大変ですけど無理せずに!また遊びに来て下さいませ〜。
Posted by さらは at 2006年02月27日 01:11
ストレート初心者ですが楽しかったデース。
なんだかすごくうれしい気持ちで帰れました。
前々からお写真でだけ見て気になってはいたんですが
私はこれで初めて高橋洋さんを見たのでとってもこのイメージが強く
なっちゃったかも!かわいかったんですもん。
影のある役の方も見てみたいナァと思います。

最後、そういえばいわれてみればちょっぴりアングラっぽかった
ですね(笑)
最後、双子は出会わない設定なのかしら?と思ったら
小栗くんのおにぃさん出てきたのにはおどろきました。
しかし小栗くんはかっこええー。
Posted by sue at 2006年02月28日 23:22
>sueちゃん

いらっしゃいませ〜。遊びに来てくださってありがとうございます!
私も舞台は初心者です。観始めてからまだ4年位しか経ってないし。
観る舞台偏ってるしね。ストレートばかりで、ミュージカルはほぼアッキーしか見てなかったし。
ちなみに私が初めてストレートの舞台を観たのはやはり蜷川さんで、忘れもしない2002年3月21日、藤原竜也君と白石加代子さん主演、寺山修司原作の「身毒丸」でした。
そこまで思い入れも無く真っ白な状態で観に行ったら、この舞台があまりにも衝撃的で、これ以後舞台を観るきっかけとなったし、役者・藤原竜也にも惚れこむことに。見る直前までそんなことは絶対無いと思っていたのに、本当にこういうことってあるんだと思って。人生変わっちゃいましたからねこの舞台で(笑)その日一日なにもできなくなってしまったほどで。まあ、話が結構壮絶で激しくどろどろしてるので好き嫌いはわかれるかも。暗闇の中で見る極彩色の万華鏡のような舞台でした。竜也君は映像では普通に上手い人だと思ってましたが、舞台ははっきり言って桁違いの凄さで、ぼんやりああ、天才ってこういう人をいうのかなぁと思ったのを覚えています。

間違いの喜劇は楽しかった!同じシェイクスピアでお気に召すままも面白かったけど。あとはこないだの天保十二年のシェイクスピアはおもろかった!蜷川さんはシェイクスピアやギリシャ悲劇もたくさん演出してるけど、私的には日本の古典文芸作品の演出が1番印象に強いかなぁ。洋さんは蜷川舞台にほぼ皆勤で出てるので、洋さんを追ってると必然的に蜷川作品は全て見ることになっちゃうんだよね。後は竜也君も最近また蜷川作品ばかりだったので。WOWOWで結構放映してるので、それだったら貸してあげられるんだけどね〜。
映像にはならないけど、去年再演した三島由紀夫の「近代能楽集」は私的に良かった。2本立てで、「卒塔婆小町」の主演が洋さんで、「弱法師」の主演が竜也君だったんだけど、この時の洋さんの詩人役は私的にすっごい素敵でした。まあ舞台は生が1番良いに決まってるんだけど、WOWOWでのみ放映して見て欲しいものに、竜也君主演の「ハムレット」が。これは井上君も小栗君も出てるしね。竜也君にしても、ファンの欲目を超えた所で素晴らしかったので。
なんか関係ない事一杯書いちゃった(汗)
Posted by さらは at 2006年03月01日 21:18
 
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