January 26, 2005

Who's Who ; マティアス・ミュラー Matthias Mueller

マティアス・ミュラー MATTHIAS MUELLER

1961年ドイツ・ビーレフェルト生まれ。ビーレフェルト大学で芸術と文学を専攻。1987年からブラウンシュヴァイク造形芸術大学でブリギット・ハイン、ゲルハルト・ビュッテンベンダーのもと、ファイン・アートと映画制作を学ぶ。
1980年から映像作品を制作。1985年、フィルム・コーポラティヴ『Alte Kinder (アルテ・キンダー)』の設立に参加、アヴァン・ギャルド・フィルムの上映活動やツアー・プログラムのキュレーションを行う。また、ニューヨーク近代美術館で回顧展(94)が行われるなど、その作家性も注目されている。
ファウンド・フッテージによって、独特の説話世界−象徴と並行のモンタージュ−の構築を果たし、かつての70年代的なフォーマルな実験映画とは異なる、新たな叙述スタイルを確立し、その後の80−90年代の実験映画に大きな影響を与えた。彼のユニークさは、セクシャリティやジェンダーといったプライヴェートな内面世界と、文化的・歴史的存在としての(つまりパブリックな)「映画」世界という相対する視座を並存させている点にあろう。
国内では91年に『ホーム・ストーリー』(90)が紹介されたのを皮切りに、散発的ではあるが、多くの作品が紹介されている。近年でも、『霧』(00)、『空虚』(98)、『フェニックス・テープ』(99:クリストフ・ジラルデとのコラボレーション)が次々と紹介された。(see Kino Balazs.)フィルモグラフィー(selected)

Acqua verde, 1986, 3mins
Es war uberall seher schon, 1984, 3mins
Minutenstadt, 1984, 1mins
Junge Liebe, 1984, 3mins
Handelsklasse3, 1984, 3mins
E pericolo sporgersi, 1985, 1mins
Der Psychedelische Film, 1985, 3mins
Lustiger kleiner Streifen, 1985, 1mins
Danke, 1985, 1mins
Hungerkralle, 1986,7mins
Waschen-Schneiden-Legen, 1987, 7mins
The Filmers' Almanac: June 11, 1988, 1988, 3mins

Nature morte, 1983, 15mins
Rapunzel, 1983, 15mins
Final Cut, 1986, 12mins
The Flamethrowers, 1988, 9mins
[彼方からの記憶] Aus der Ferne - Memo book, Jardin botanico, 1989, 28mins
[ホーム・ストーリーズ] Home Stories, 1990, 6mins
[眠る波止場] Sleepy Haven, 1993, 15mins
[星のシャワー] Sternenschauer, 1994, 2mins
[アルプスの湖] Alpsee, 1994, 15mins
Pensao Globo, 1995, 15mins
[虚無] Vacancy, 1998, 15mins
[フェニックス・テープ #1-6] The Phenix Tapes #1-6, 1999 (with Christoph Girardet)
[霧] Gimlet, 2000, 12mins

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この記事へのコメント
はじめまして

マティアス・ミュラー さんの作品を何年か前のイメージフォーラムの上映会と、オランダの小さな映画祭で何作品か見たことがあります。
とても感動して、また見たいなと思っているのですが、日本では見ることは難しいのでしょうか?
学生時代、すごく刺激を受けた作品で、名前はたしか「ビーコン」だったと思うのですが、その作品のことや作家のことがが書かれているサイトや本などがもしあれば教えていただけないでしょうか?

Posted by bau at March 06, 2008 18:04


 
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