2005年08月10日

高校野球の季節

高校野球が盛り上がっています。
私は普段、あまり高校野球には関心をしめしません。昔、甲子園を目指した(?)一人ですから、どうしても、悔しい思いがこみ上げてきてしまうんです。自分がいかに小さい人間かっていうことですけどね。

ところで今年の夏の大会は、さまざまな問題を提起しているようです。

一つは、明徳義塾の問題。野球留学というシステムがどうなのか?と考えさせられます。私は前から、野球留学は嫌いでした。だから、公立高校が甲子園に出てきたら、無条件に応援したくなります。でも、「留学」してでも甲子園を目指している高校生の努力は、目を向けるべきなのかもしれません。
今回思うのは、スポーツ推薦で入学した高校生は、スポーツだけを満足にやっていれば評価されるというシステムの問題点です。本来、高校生という教育途上の青年の評価は、全面的であるべきです。さまざまな可能性と能力を秘めた高校生を、ある一つの尺度だけで評価する(しかもその多くは、「学校の利益」という尺度で)というのは、ゆがみだと思います。その尺度が、野球であろうと他のスポーツであろうと、偏差値であろうと。

もう一つ印象に残った出来事が、広島と長崎の高校生たちの行動です。被爆の日に黙祷を呼びかけ、大人に拒否された広島の高校生。その後、被爆の日に黙祷をした長崎の高校生。どちらも立派だと思いました。

スポーツ留学が表出したゆがみなど、不健全な社会の現実があるのは事実ですが、そのなかでも、高校生は健全に育っているんだなと思えて希望が持てました。


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