キニナルトピックス
今日はなんだか多い。
・米国Nextwave Wirelessによるアイピーモバイル買収
・コピーワンス制限緩和、10回へ
・YouTubeにTOKYO MXがチャンネル 地上波局初
ネタとしてまんなかをチョイス。
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従来「コピーワンス制限」として1回のみの複製制限がかけられていたデジタル放送の録画制限が、10回へと緩和される方向になりました。
いままでだとHDDレコーダに録画したものをDVD化などのコピーするとHDDレコーダから消滅、制作したコピーからは再複製不可能という制限がかかっていたのですが、これがHDDから10回コピーするまで消滅しない(10回目には消滅、制作したコピーからは再複製不可能)という方針に変更されます。
そもそもなんでデジタル放送に複製制限がかかっていたか。
それはデジタルなので、いくら複製しても全く劣化せず、高画質のままどんどん複製されてしまうこと。
容易に高画質でコピーされてしまうということは→TVでみんな見る必要がなくなる→視聴率の低下→CM収入の低下→制作側が儲からない(ごはんが食べれない)→制作コストの削減→コンテンツの質の低下→更にみんな見なくなる…という少し考えればなんとなくわかる制作側の理論が働くためです。
しかしユーザーからすれば従来ビデオのダビング等で全く制限されなかったものが1回だけと厳しく制限されてしまうことになり、非常に不便極まりないものとなり、またそのせいで普及がいまひとつ進まなかった録画機器メーカーも一緒になって規制の緩和を求めて強い声が挙がっていました。
そういった状況下で総務省は検討委員会を設置、のべ十数回に及ぶ激論を交わした結論が今回の「10回まで」といういわば権利者、ユーザー、メーカーすべてに配慮した妥協案です。
この10回という数字の根拠は、現在一番メジャーである3人構成の家庭で1人あたり3回まで+原本保持1回分というもの。
一人あたり3回という数字の根拠はいわゆるところの「観賞用・布教用・保存用」であり、深夜アニメ録画→お父さんが「鑑賞・布教・保存」→お母さんが「鑑賞・布教・保存」→娘が「鑑賞・布教・保存」といった行程で正しいオタクの家庭のあるべき姿を実行する為の制限数であると言われています、これぞ美しい国ニッポン。
…ではなく。
この10回という数字の根拠は、現在一番メジャーである3人構成の家庭で1人あたり3回まで+原本保持1回分というもの。
現状普及している「録画・再生デバイス」として想定される「DVD・ゲーム機・携帯プレーヤー」で家族がそれぞれ1度づつの複製を行う可能性を想定した上での数値設定だと新聞記事には記載されています。
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しかし実際に緩和が行われたとして現在市場には300万台相当の従来の複製1回のみのいわゆる「コピーワンス」に対応したHDD/DVDレコーダが出回っており、また今現在店頭で売られているHDD/DVDレコーダも「コピーワンス」対応のものとなります。
現在不満を持っているユーザーは結局のところレコーダの買い替えを強いられる可能性があり、またこの決定が報道されたことで、今現在購入しようとしている顧客層の買い控えを招く可能性も非常に高くなります。
この辺りの現行ユーザーに対するなんらかの施策が行われるのか、そしてどの時期を狙って正式に仕様が決まり、商品が供給されるのかが明確にならないことにはデジタル対応のレコーダの普及にはずみがつくのはまだまだ先になってしまうのかもしれません。
また、コピー数制限のそもそもの原因となっている従前のコンテンツがコピーされてしまう事によって失われる権利収入だけではなく、他の観点からの収入をコンテンツに盛り込む(番組内で商品とタイアップを行う、別の手法で広告枠を設ける、グッズ誘導等)ことにより、「ある程度であればコピーされてもしっかりと収入を維持できるコンテンツ作りをする」ことも番組制作サイドとしては必要なのではないでしょうか。
これはそのまま放送だけでなくコンテンツが配信に乗った場合も今後生きてくる可能性が非常に大きいと思います。
東京MXとYouTube提携による番組の配信供給などはこういったモデルの試金石になるかもしれませんが…その話はまた別お話。