本日目一杯怒る。
同一人物によるアポイントすっぽかし4度目にして電話で喧嘩し,かなり沸点が高いまま,観たのが今や時の人マイケル・ムーアのこれである。
全ての物の本質に喜怒哀楽の情動があるなら,多分彼の監督の本質は憤怒だ。『ボウリング・フォー・コロンバイン』も『ロジャー&ミー』も基本は理不尽に対して怒ってる(今のわしのように)。
ただ怒るだけなら,周囲が不愉快になるだけだし,正論でも相手に伝わらない,だから皮肉とこけ下ろしと冗談で余裕のそぶりを見せるのだ(“どーぞお好きにお話下さい”と受話器に嫌味をぶつけたわしのように)。
相手が相手だけに前2作に比べNews映像のパッチワークで,軽快なフットワークがないのと,大統領選に絡む支持政党の思惑も透け,目くそ鼻くそっぼい部分が頂けないが。
しかし,少なくとも阻止出来なかった自分達にも言及する分理性的であるか。
…結局不利になると一方的に会話を止めるのは,どこの族も同じか。例え大統領でも(そして電話は切れたのだった)。

