May 14, 2007

ハンニバル・ライジング

 若きハンニバル・レクターを,というよりはギャスパー・ウリエルを観に行ったちぅのが本音。

 『羊たちの沈黙』でアンソニー・ホプキンス=レクター博士となった芸術的(←問題発言)サイコキラーの魅力を世間に知らしめたこの作品の「二匹目のどぜぅ的」シリーズ続編や,様々な亜流のおサイコさんが出て来ても,結局,この作品のキャラクターインパクトを越えるモノは,未だに出て来ず。
 って事で,はっきり言ってこのヤングレクターのお話に,当初よりサイコ映画として何かを希望はしていなかった。

 で,それで正解。

 にしてもレクターの叔母がレディ・紫ってのは西洋人の似非日本観炸裂で笑うしかないで以下続く
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 レクターはあれか?ボルティモア精神病院での長い隠遁生活の間に身長が縮んだんだな。
 と言う位,すっかりビジュアル系なおサイコさんになっていた,ギャスパー=ハンニバルであるが,あのうんちく垂れな冷徹ポーカーフェイスを実に巧く消化していて,イケ面オンリーじゃない,役者としての器を彼に存分に感じたのだった。

 お話は…うぅうぅ〜ん(悩)とな。
 ま,リトアニアで裕福な貴族の世継ぎとして生活していた頃から一変,戦争のせいで城や財産,両親を亡くし,妹を今後の彼の性癖を決定付けるような形で失って,古い手紙を頼りにフランスへ行く,まではまぁまぁ。特に戦車がやって来たり,空軍機がちゅどーん!は大迫力。
 だので,余計に後半の“大山鳴動して鼠一匹”な展開にはちょっとどうよ的な部分があり。

 お貴族出身と言う事も,ただの無差別殺人鬼じゃない,彼にとっての殺しの美学の基盤,並々ならぬシスコンぶりや,普通カニバリズムは憎からず思っている相手や,獲物としての対象物としてであるのに,彼(レクター)の場合は「侮辱された相手への復讐」としてお食事する理由ってのが,ここで明確にされているので,レクターファンにとっては彼の人となりを知る上で観ておいて損はないかと。
 但し,前述の通り,これまでのサイコサスペンスを期待すると肩透かしを喰らうので,あくまである貴族の青年が,どのようにサイコキラーになっていったのか,を観る作品である。

 敵役にリス・エヴァンスが出てたのが意外で,ちょっと嬉しかったなぁ。
 

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Posted by ゆえひさ at 21:27│Comments(0)TrackBack(6)

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