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<title>Diary For Paranoid @blog</title> 
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<tagline><![CDATA[日々のたわいない出来事から、ちょっとしたウンチク話まで、思いつくままに書く「日記」]]></tagline> 
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<title>【ネタバレ注意】『NO.6』が描く「知ること」の本質</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2011-11-07 03:36:43+09:00</issued> 
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<![CDATA[
　ちょっと思うところあって、『NO.6』（あさのあつこ／講談社）について考えてみました。あくまでも個人的な感想で、仕事で書いたテキストには影響していません。<br /><br />　『NO.6』はBL（ボーイズラブ）作品と見る方がけっこういらっしゃるのですが、私には原作もアニメもBLには思えないんですね。そのあたりをメモ的に書いてみます。<br /><br />　『NO.6』の主人公は紫苑（しおん）。12歳の誕生日、彼は治安局に追われて傷ついたネズミという同い年の子どもを助けます。<br />　部屋に侵入してきたネズミが、自分よりもチビで、腕も首も細くて華奢で、髪が肩まで伸びていたために、紫苑は男女の見極めができませんでした。見極めるより前に、これまで見たことのない、美しい灰色の瞳に惹きこまれてしまいます。なにより先に好意と庇護欲を感じてしまったわけです。<br /><br />　クロノスという「選ばれた者」が住むエリアで純粋培養されてきた紫苑は、けれども理想の「聖都市」と呼ばれるNO.6および管理された環境と生活に満足している市民を好きではありませんでした。だから、誕生日のその日、聖都市を暴力的にかき乱す台風の接近にワクワクしていたのです。<br />　暴風雨のまっただ中に現われた「凶悪犯罪者」であるネズミは、紫苑にとって、今までの生活や常識のすべてに疑問を投げかけ覆す存在、自分の中に眠る思春期の破壊衝動の実体化、すなわち肉体をもった「ワクワク」だったのではないでしょうか。<br />　そうでなくても好奇心旺盛な紫苑が、得体が知れないうえに、自分が知らなかったことを次々扉を開くように聞かせてくれるネズミに惹かれないわけがありません。彼がネズミを心に住まわせてしまったのは必定。「ネズミのことを知らなければ。もっと知らなければ」という欲求は、紫苑自身のアイデンティティに由来するものであって、そこに肉欲は存在しない。だから、BLではないと思うんですよ。<br /><br />　「知らないことを知ること」こそ、紫苑の本能的欲求であり、アイデンティティ。NO.6にいたときは、「知りたい」「教えて」と言えば、簡単に解答が得られました。人づきあいの苦手な紫苑の関心は他人になく、答えのある学術的知識のみに向けられていたからです。彼が初めて興味を覚えた人間がネズミで、しかしネズミは「知りたい」と言えば教えてくれるような人ではなかったんですね。<br />　「他人に興味を持つな」「あんたは数字に置き換えられる情報が欲しいだけだ」と言うネズミは、紫苑の「知りたい」欲求の前に壁のように立ちはだかり、「教えてもらえない以上、自分で見聞して知るしかない」と悟らせます。学習のみならず感情表現も管理されてきた紫苑は、ネズミをきっかけに「自分で見聞きすること」「自分で感じること」「自分で考えること」「自分で判断すること」「自分の考えや思いを他人に理解してもらうこと」「そのためには自分の言葉で表現すること」という、人間を人間たらしめる根源にようやく踏み込むことができました。<br /><br />　紫苑にとってネズミは「彼のすべてを知ったときに、自分のアイデンティティが確立する」くらいの、未知かつ魅力的な存在。とにかく言葉を投げかけ、思いを伝え、彼の歩みについていくことで、自分と彼を隔てる壁を削っていこうとします。自分が起こしたアクションに、ネズミが返すリアクションを受け止めることで、紫苑は少しずつ壁を削りとり、その先に見え隠れするものを記憶の中に積み重ねていきます。<br />　それだけ「知りたい」相手となると「恋をしている」と言えるのでしょうが、紫苑の場合は「相手のすべてを知りたい」というのが究極なので、やっぱりBLではないなあと思うのです。<br />　もっと深い、言ってしまえば、自分が自分であるために存在する半身。だからネズミを傷つけられると、ブラック紫苑様降臨です。自我を確立するために必要な人が奪われたら、アイデンティティ・クライシス（自己喪失の危機）ですよ。焦燥から憤怒も噴き出してくるってものです。<br /><br />　紫苑の「ネズミのことを知りたい」という欲求のとどのつまり、それはネズミを自分の中に取り込むことではないか。行き着く先は依存か支配かになるのではないか。それがわかっていたから、ネズミは自分の本当の名前を教えなかったのではないか。<br />　ネズミが口に出さないかぎり、紫苑が知ることができない最後の砦。「教えない名前」には、古今東西の神話・伝説にある「真名を知られたら、支配される」というモチーフを感じます。<br />　ネズミが小ネズミたちに名前をつけなかったのも、おそらく彼らを自然で自由な、ありのままネズミでいさせたかったから。人間が名前をつけた瞬間、小ネズミたちは名前という個性に束縛されてしまいます。小ネズミたちをネズミという生き物として尊重するネズミと、人間のように名前をつけて庇護下に置こうとする紫苑。こんなところにも、二人の「愛」の違いが表れているように思います。<br /><br />　さて、紫苑とネズミの関係に対を成すのが、NO.6の市長と白衣の男。<br />　NO.6で類まれなる頭脳を認められ、英才教育を受けた紫苑は、イヌカシやネズミさえも味方にしてしまう人好きのする性格とカリスマ性で、集団のトップを司る器量充分。ネズミもまた、何度も死線をくぐり、過酷な環境を生き抜いてきた強かさと抜群の戦闘能力に加えて、的確な状況判断力と作戦立案の能力に長け、ロボネズミをつくったり、爆弾を扱えたり、理工学も得意というマルチに有能な人物。この二人が協力したら、たぶん混乱した都市のひとつくらいたやすく支配できるでしょう。第二の市長と白衣の男になる可能性もあったと思います。<br />　でも、ネズミは紫苑から距離を置くことで、そうなったかもしれない未来を断ち切りました。おそらく自分たちが市長たちのようになったら、紫苑に破滅を招きかねないから……。白衣の男に引きずられるまま「聖都市」を創り上げ、理想を見失って自分自身さえ変質させてしまった市長。白衣の男を失ったとき、死以外の道を見いだせなかった市長のような破滅を。<br />　まあ、原作では紫苑が不穏なことを言ってるので、ネズミが戻ってきたら、どうなるかわかりませんけど。<br /><br />　エリウリアスの存在を知り、そのために森の民を虐殺し、大いなる力を手に入れようとしたNO.6。その結果、災厄に見舞われた聖都市は、「開けてはならない」と言われた扉を、箱を、好奇心に負けて開いてしまう青ひげの花嫁であり、パンドラであり。しかし、好奇心や知ろうとする意志を無くしてしまったら、NO.6の住人たちのようにいつしか人間性を失い、支配され、管理され、理不尽に生命を奪われてしまう。<br />　『NO.6』は、私には「知る」という行為の本質、楽しさと恐ろしさが書かれた「教本」に感じられ、そういう意味で十分にジュヴナイルであると思われるのです。
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<title>いつかまたきっと観に行きます。……今 敏監督逝去</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2010-08-26 05:29:16+09:00</issued> 
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<![CDATA[
　昨日、午前８時ごろ、Twitterに流れた訃報に気づき、唖然としました。慌ててオフィシャルサイトやニュースサイトをチェックしましたが、それらしい記述はなし。でもツイートの出所がアニメプロダクション関係者やマンガ家で、誤報の可能性は少なそうだと暗澹たる気持ちに。<br />　海外のエンタテインメントニュースサイトでは、９時の時点で「R.I.P.: Satoshi Kon（1963-2010）？（Confirmed)」というタイトルの記事が上がっていました。<br /><br /><strong>「R.I.P.: Satoshi Kon（1963-2010）？（Confirmed)」（「Cinematical」）</strong><br /><a href="http://www.cinematical.com/2010/08/24/r-i-p-satoshi-kon-1963-2010" target="_blank">http://www.cinematical.com/2010/08/24/r-i-p-satoshi-kon-1963-2010</a><br /><br />　R.I.P.とは「Requiescat in Pace（安らかに眠れ）」という弔辞。最初はrumors （噂）の段階で「？」付きで書かれたものの、「Confirmed」と付け足されているからには「確認済み」ということ。この時点で、私のなかでその訃報は確定的なものになりました。<br /><br />　日本のニュースサイトが報じ始めたのが、10時ごろ。海外ニュースのほうが早かったことは、外国での今 敏作品の注目度の高さをうかがわせます。実際、「Cinematical」では「'Paprika' Meets 'Inception' in This Mash-Up Trailer」として、『パプリカ』と現在公開中の映画『インセプション』との類似を取り上げているくらいですから。<br /><br /><strong>「'Paprika' Meets 'Inception' in This Mash-Up Trailer」（「Cinematical」）</strong><br /><a href="http://www.cinematical.com/2010/08/01/paprika-meets-inception-in-this-mash-up-trailer/" target="_blank">http://www.cinematical.com/2010/08/01/paprika-meets-inception-in-this-mash-up-trailer/</a><br /><br /><br />　今 敏監督。2007年初夏にキネマ旬報社から刊行される『PLUS MADHOUSE １ 今 敏』の仕事が入ってきました。私の担当は声優の飯塚昭三、脚本家の信本敬子へのインタビュー。早速、『東京ゴッドファーザーズ』『千年女優』『妄想代理人』などを観ました。そのときの印象は、アニメという表現手法を熟知されていて、アニメでなければできない映像、そして物語をつくろうとされている、ということでした。<br />　その後、飯塚氏、信本氏への取材で、お二方がいかに今 敏監督の才能を認め、その作品を愛して、今後も応援したいと思っておられるか、ひしひし感じました。特に飯塚氏の「監督にはぜひ子どもも大人も観て楽しめる作品をつくってもらいたい。老若男女が観に行けるようなやつ。一本でいいんだ。そうしたら、他の作品ももっと注目されるようになると思うんだよね。あんないい作品が一般的にはあんまり知られていないというのは惜しいよ」という言葉は印象に残りました。<br />　ですから、監督の新作が『夢みる機械』という「子供も楽しめるアニメーション」（『夢みる機械』公式サイトより）と聞いて、「どんな作品になるのだろう」と楽しみにしていました。<br />　面識はないものの、クセのある方だとは風の噂で聞いていました。しかし作品への真摯な取り組みと特異な発想とそれを具現化できる才能は、常人の持ち得ないところがあったと思います。<br /><br />　14時35分。『パプリカ』のエンディング（「白虎野の娘）」）や『妄想代理人』のオープニング（「夢の島思念公園」）に曲を提供された平沢進が、このようなツイートを発表しました。<br /><blockquote>「私は何度も棺を開けて今監督の顔見た。見る者の心を安らかにさせる偉大な死に顔である。」2:35PM Aug 25th</blockquote><br />　今 敏監督の作品から平沢音楽を知った私にとって、それは心に一石を投じるものだったようで、涙が溢れて止まらなくなりました。<br /><br />　そしてついに公式サイトで「今敏 永眠のお知らせ」が発表されました。８月24日午前６時20分、膵臓がんにて死去。46歳。<br />　ひき続いて公式サイトの「NOTEBOOK」に遺言とも言うべき、記事「さようなら」がアップされました。それは５月18日に膵臓がんがすでに末期であり、長くて半年という余命告知を受けてからの思いと身辺整理のようす。まわりの方がたへの挨拶を含む、世界への別れの言葉が綴られていました。<br /><br /><strong>「KON'S TONE」NOTEBOOK「さようなら」</strong><br /><a href="http://konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/565" target="_blank">http://konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/565</a><br /><br />　涙なくしては読めませんでした。私は自分が不治の病にかかった場合、「余命告知してほしい派」です。しかし告知されてのち、さてこれほどに潔く、理性的に人生の始末がつけられるかというと、自信はまったくありません。でも、自分の気持ちも身の回りのことも納得づくでこの世を離れられたら、それが理想と、そんな思いを新たにしました。<br /><br />　『耳をすませば』の近藤喜文監督は47歳、『機動戦士Vガンダム』『天空のエスカフローネ』『絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク』『獣王星』などのキャラデザ・作監で知られた逢坂浩司氏は44歳で逝去されました。今、また46歳のアニメ監督が不帰の客に。アニメ業界の外縁で仕事をしているせいか、それとも年齢が近いせいか、アニメ関係者の早い死は殊更重く感じます。<br />　昨日は、今 敏監督の訃報を知ってから、自分でもおかしなくらい情緒不安定に陥ってました。ふと泣ける、みたいな……。<br /><br /><blockquote>「世界中に存する善きものすべてに感謝したい気持ちと共に、筆をおくことにしよう。<br /><br />じゃ、お先に。<br /><br />今 敏」<br /></blockquote><br />　行ってらっしゃい、今 敏監督。向こうの世界でまた、奇妙で陰惨で歪曲していて、でもなぜか観たあとは不思議に静寂な幸福感を味わえる、そんな作品をつくり続けていてください。いつかきっと観に行きますから。<br /><br /><br /><strong>livedoorニュース「『パプリカ』『千年女優』などの作品を手がけたアニメ監督の今敏さん死去（GIGAZINE）」</strong><br /><a href="http://news.livedoor.com/article/detail/4966120/" target="_blank">http://news.livedoor.com/article/detail/4966120/</a><br /><br /><br />＜追記＞　19:36 26th Aug.<br />　amazonの『PLUS MADHOUSE 1 今 敏』、たしか絶版的な扱いになっていたのに、今日見たら発売になってますね。再版されたのだとしたら、うれしいかぎり。今 敏監督の言葉や関係者諸氏の話、ぜひ読んでいただきたい！ <br /><br /><strong>amazon.co.jp『PLUS MADHOUSE 1 今 敏』</strong><br /><a href="http://amzn.to/9TulIe" target="_blank">http://amzn.to/9TulIe</a>
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<title>『テガミバチ』 on Twitter</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2010-08-23 00:06:15+09:00</issued> 
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<![CDATA[
<strong>Tue Aug 10 02:30:53 2010</strong><br />『テガミバチ』がおもしろい！　ゴーシュが気になる気になる!!　『テガミバチ・ハンドブック』にある、「こんなかっこいいのに何故に引き込もり系のにおいが漂うのか」という鬼頭莫宏のコメントが言い得て妙。テガミバチのエースとして実力一番なのに、万事控えめに感じるのは丁寧語キャラだからか……？<br />うん、かなり天然入ってるのはわかってる（笑）。＞ゴーシュ<br /><br /><strong>Tue Aug 10 02:33:50 2010</strong><br />「ジャンプスクエア９月号」、ラグはいったいゴーシュについてなにを知ってしまったんだーっ！　ということで、早くも次号発売が待ち遠しい。月刊誌で大きな「引き」をされちゃうと、１カ月のお預けにもだもだします。ラグの涙が哀しいというより、悔しいって感じなのがまた……。<br />ザジとジギー・ペッパーの「青棘」＆「群青」のコンビ、いいですねｖ　憧れの人と共闘できて大喜びのザジがかわいい。そして、男前な活躍っぷり！　目覚めたときに、ジギーの背中を叩いて居場所確認している仕種に萌え。<br />先月号からラグ＆ゴーシュ、ザジ＆ジギーの少年とその憧れの人というコンビ続きで、読み応えありました！　それだけに来月号がちょっと恐い。ゴーシュが、ラグの手の届かないところに行ってしまったりしませんように……。<br /><br /><strong>Tue Aug 10 02:52:34 2010</strong><br />う、うん。なんとなく水瓶座A型っぽいところは似てるかも……。でも血が苦手なので、カイボーは無理！　カイボー好きも無理！＞「あなたにぴったりのテガミバチのキャラはサンダーランドJr.です。」（『あなたにぴったりのテガミバチキャラは誰ったー』<a href="http://shindanmaker.com/38752" target="_blank">http://shindanmaker.com/38752</a>）<br /><br /><strong>Tue Aug 10 03:05:26 2010</strong><br />現在のBGMはアニメ『テガミバチ』第一期前半のエンディングテーマだったHIMEKAの「果てなき道」。HIMEKAの透明でハリのある声で歌われる、特にサビの盛り上がりが気持ちいい。『テガミバチ』の物語によく合った曲だと思いますｖ<br /><br /><strong>Wed Aug 11 01:28:30 2010</strong><br />『テガミバチ・ハンドブック』覚書。ゴーシュの名は『セロ弾きのゴーシュ』から、ヨダカという地名は『よだかの星』から。<br /><br /><strong>Wed Aug 11 01:29:42 2010</strong><br />心弾銃の名が「夜想曲第二十番」（ショパンの「夜想曲第20番遺作KK. IVa-16」。『風のガーデン』の主題歌「ノクターン（カンパニュラの恋）」でも有名）だったり、「ジムノペディ」（エリック・サティの名曲）だったりするのも、作品中にBGM的に曲名が出てくる宮沢賢治の影響？<br />鎧虫を倒すには、その空っぽの甲殻内に「こころ」を響かせるしか手段がない。ということで、それが音楽につながるのはわかる気がします。アリアの「紅緋色の旋律」とか、精神回復心弾の「管弦楽曲第三番（Ｇ線上のアリア）」とか。そういう設定がいちいちツボを突いてくるので、ハマりまくり。
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<title>惜しい気持ちが今でも消えない巨編、「最終戦争」シリーズ</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2010-08-22 23:41:35+09:00</issued> 
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<![CDATA[
　私のマンガ読書の始まりは、中学時代、友だちの家で読んだ『超少女明日香』（和田慎二／白泉社）と別の友だちから借りた『幽霊狩り』（曽祢まさこ／講談社）でした。家ではマンガを禁止されていたので、友だちの家に遊びに行ったときにしか読めなかったのです。<br />　『超少女明日香』は１巻につきワンシーン、変身後の明日香のセミヌードが描かれていて、その美しさにドキドキしながら見入ったものです（笑）。『幽霊狩り』は、盲目の少年ダニエルが“見る”闇の世界にゾクゾクしました。ダニエルの唯一の理解者、お兄さんのアーサーが好きでしたね。今でもホラーサスペンスの傑作だと思っています。<br /><br />　高校生になってお小遣いからこっそりコミックを買い込むことを覚え、『スケバン刑事』（和田慎二／白泉社）、『みき＆ユーティ』『あいつ』『エイリアン通り（ストリート）』（成田美名子／白泉社）、『超人ロック』（聖悠紀／少年画報社）などが、ベッドの下に隠したダンボール製衣装箱の蔵書となりました。<br />　そのころにどっぷりハマったのが、山田ミネコの「最終戦争（ハルマゲドン）」シリーズ。それがどのくらいのインパクトだったかというと、当時の私の描いたマンガ絵はことごとく山田ミネコの描く目の大きいキャラクターに似ていたというくらい。<br />　記憶が定かではないのですが、たしか徳間書店から出ていた「パトロール」シリーズの第１巻『笛吹伝説（パイド・パイパー）』を読んで、すぐさま白泉社から出ていた『アリスと３人のふたご』『男爵夫人（バロネス）ラム』『スプーン一杯の愛で』『冬の円盤』『西の22』『暗黒の自我系めぐる銀河の魚』『緑の少女』を集めまくったような……（このうち、『男爵夫人ラム』『スプーン一杯の愛で』は「最終戦争（ハルマゲドン）」シリーズではありません）。東京三世社のA5判コミックまで手を伸ばしたのは、大学に入って、親がマンガ禁止令を諦めてからです。<br /><br />　なかでもいちばん印象に残っているのが『緑の少女』。<br />　時は2800年ごろの日本。医療技術の発達により長い長い寿命を得た人びとは、生きることに倦み疲れていました。自然分娩で生まれる子どもは極少数になり、都市機能を維持するために、過去に死んだ若年者をその日その時に時間跳躍して蘇生させ、時間移民として生活させる。そんな対策も必要になっていました。<br /><br />　秋吉唱（となえ）は自殺癖のある竪琴奏者で歌い手。彼女は絶望を歌い、聴衆を死に誘う危険人物として当局にマークされていました。偶然、自殺しようとする彼女を助けた志月竹流（たける）は、人工授精で最高の遺伝子をもつ者として生み出され、英才教育を施された画家。その天才的な画力で人びとに生命力を与えるような絵を描くことを期待されていた彼は、自分の絵の力で唱を自殺願望から救おうとします。しかし、その試みは失敗。<br />　唱の息子でタイムパトロールの西塔小角（おづぬ）は、絵を描くことを放棄した竹流を飛鳥時代の日本へ連れて行きます。退廃的な未来世界に比べて、生命力に充ち満ちた古の日本。そこで竹流が出会った安曇比女（あづみひめ）は、三角関係に悩み、かなわぬ恋に涙し、そして少女から美しく強い女性へと成長します。<br />　その変化を目の当たりにし、生命のもつ力強さと美しさを知った竹流は、今度こそ、生きる気力を失った未来世界の人々の希望となる絵を描き始めます。<br /><br />　私の額田王へのイメージを決定づけた作品。さらに、長岡良子の「古代幻想ロマン」シリーズ（秋田書店）で止めを刺された感じ（笑）。マンガからの影響って大きいですね。<br /><br />　山田ミネコの「最終戦争」シリーズは、白泉社、東京三世社、徳間書店、朝日ソノラマ、秋田書店と掲載誌どころか出版社をまたいで描き継がれてきた大長編SFです。別の主人公、別の時代の物語で、シリーズ作品に見えなくても、実はつながっていました、「最終戦争」シリーズの年表に組み込まれていましたという、どこぞの『F.S.S.』並みに、いや、それ以上に寄木細工の秘密箱のような作品なのです。<br /><br />　寿命が延びたことで人びとが生きる気力を失い、少子化が進み、都市機能が維持できない。そのために過去から夭折の運命にある者を蘇生し、移住させる、時間跳躍機の開発と時間移民計画。しかし、逆に未来世界を捨てて、過去の時代で生きようとする人びとが現われ、それを斡旋する犯罪組織が出現したことで、歴史の改変を阻止するために組織されたタイムパトロールの存在。<br />　一方で、死んだ女性を生き返らせ、仲間を増やす妖魔（デーヴァダッタ）の恐怖。男性の生気を食糧とする彼女らのおかげで、ますます世界人口は減少するばかり。「最終戦争（ハルマゲドン）」とは、このデーヴァダッタと人類との戦い……のはず。<br /><br />　こんなにすばらしくSF的なギミックが散りばめられているのに、出版社の垣根を越えて長く長く続けられてきたのに、今ひとつマイナー感が漂うのはなぜなのか。<br />　これはあくまでも私感ですが、作者がキャラクター萌えに突っ走っちゃうとダメだよなあ、という。小角が主人公の「パトロール」シリーズで影（シャドウ）やドクター・レイクが現われたときから、小角と熾天使（セラフィム）が主軸だった物語が軋み始めたんですよね。でも、このときはそういうものかなと思えたのです。<br />　けれども朝日ソノラマから刊行された『最終戦争伝説』と秋田書店の『最終戦争シリーズ』で、キャラクターが物語から離れて一人歩きを始めたような感があり、その行動がどうにも納得できない独りよがりなもので、とうとうついていけなくなったのでした。もしかしたら、変わったのは作者ではなく、読んでいる私の感じ方が年齢とともに変わったということかもしれませんが……。<br />　ただ、今でも惜しい作品だなあという印象は強いのです。シリーズ中、もっとも聡明なはずの尾鷹星野（せいや）がその聡明さと（大槻笑（えみ）が絡むこと以外での）沈着冷静さを保っていてくれたら、とか。小角と大槻真砂流（まさる）と伊津原永都（ながと）のそっくりトリオなメインキャラクターが、もうちょっと自分の立場をわきまえて行動してくれていたら、とか。特に真砂流の最期は泣けただけに、それからあとの彼には疑問符がいっぱいだ。<br /><br />　作品中で生きているキャラクターたちを、その性格的な魅力のままに動かしたいという気持ちはわかるのです。が、その行動の動機やそこにあるはずの信念などが読者にも納得できるものとして伝わらないと、物語が追えなくなるんですよね。やはり作品のつくり手には、まず物語の最後を見越して筋立てをし、その芯がぶれないようにキャラクターを動かしてもらいたい。そんなことを切に思った作品でもありました。
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<title>「たんぽぽクレーター」は現実の恐怖に限りなく近いファンタジー</title> 
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　昨日の記事を書いていたら、「ぽぽクレ」シリーズについてもう少しくわしく書きたくなってしまった。じ、時間泥棒…… orz。<br /><br />　『ものまね鳥シンフォニー』と『小さき花や小さき花びら』は「もうひとつのたんぽぽクレーター」シリーズと呼ばれる作品で、小学館の「プチフラワー」に連載された『たんぽぽクレーター』の前日譚です。<br />　<strong>『たんぽぽクレーター』</strong>は、エネルギーを原子力に頼る時代に放射能汚染で苦しむ人びと、特に子どもたちを月面につくられた総合医療都市「たんぽぽクレーター」に収容し、救おうと奮闘する人々の物語。地球の国際企業10社の協力により民間レベルで運営されているため、ときには地球では禁じられている治療を行なうことも。やがて、こんな言葉が囁かれるようになります。<br />　「たんぽぽクレーターに来れば、どんな子どもでも元気になれるよ」。<br /><br />　それは、2007年秋のこと。軍事衛星の高出力レーザー兵器の実験が行われました。その影響により、地球の環境は激変し、擬似氷河期状態に陥ります。月から見る地球は、あの生命力に満ちた青い星の面影さえない、氷に覆われた白い星。氷点下数十度の地球からの連絡は途絶え、月で働く人びとは地球に残した家族や友人、そして故郷を失う恐怖にパニックに陥ります。<br />　地球からの物資輸送も絶え、困窮した人びとは、難病の子どもたちを多く抱える医療都市にも襲いかかります。原子炉が止まり、電力供給を失った「たんぽぽクレーター」が持ちこたえられるのは、わずか４時間。<br />　15歳で大学の医学課程を終え、「たんぽぽクレーター」のインターンとして働くジョイことジョイス・C・マクローフリンは、ひとりの子どもを犠牲にして、ほかの患者やスタッフを救うという決断を迫られ、葛藤します。<br />　子どもたちを救う立場である自分が、子どもを死なせる決断を迫られる。──そんなことが二度と起きないように。<br />　ジョイは廃棄された太陽光発電用車両を見つけ、原子炉の代わりに使えるよう、手作業で太陽電池パネルをつないでいきます。そこに不法投棄された放射性物質があるとも知らずに……。<br /><br />　<strong>『ものまね鳥シンフォニー』</strong>は、この『たんぽぽクレーター』以前の「たんぽぽクレーター」建設中の物語です。<br />　楽器工場に偽装された軍の化学兵器工場から溢れ出した毒の風。その日、「ミュージックタウン」と呼ばれた、ジョージア州のひとつの町が死に絶えました。夫と妊娠中の子どもを失ったキャロライン・マクローフリンは、ファージィ・ジェンキンスの招きでマックギルベリー月面研究所に収容されます。<br />　キャロラインとファージィは、PK（念動力）の制御法を教える教育機関で共に過ごした、姉弟のような関係。破壊傾向にある自分の念動力を持て余していたファージィは、自分と同じくらいハイパワーの念動力者に制御を教わるため、研究所に滞在していたのでした。<br />　キャロラインはそこで「たんぽぽクレーター」の院長マックギルベリーと捨て子のジョイ、そして念動力を駆使してたったひとりで「たんぽぽクレーター」を建設している、超能力者でサイボーグのハインリヒ・ハイ・ファイに出会います。<br /><br />　夫の実家が軍関係者であるために、被害者として訴訟に関わることを拒否し、月の上で沈黙するキャロライン。しかし、ファイ・ハイの助力で念動力を制御できるようになったファージィが、否定するばかりだった自分の力をようやく「いいもの」と受けとめ、今では「たんぽぽクレーター」の建設を手伝っている、その生き生きとした表情や、ファージィという手伝いができて楽になったというハイ・ファイの言葉から、自分にもできることがあるのでは、と手探りをはじめます。<br />　毒ガスの後遺症で両手が動かないものの、精密動作を得意とする念動力者である彼女は、研究所の掃除・洗濯・料理といった家事から、「たんぽぽクレーター」内の施設の内装工事まで一手に引き受け、大活躍！　やがてジョイが聴覚器官をもたない聾唖者であること、またハイ・ファイのサイボーグの耳が雑音ばかりが聞こえる難聴状態であることを知り、キャロラインはふたりに音楽を聞かせたいと願うようになります。<br />　動かない手に代わる念動力による音楽。それは人の動きをトレースしただけの、ものまね鳥の歌のようなものかもしれない。音楽とは認められないものかもしれない。でも、安らぎを楽しさを喜びをもたらす音楽を届けたい人がいるから、楽器を演奏したい。<br />　キャロラインの念動力が生み出す音は、聴覚器官をもたない耳にも聞こえ、月の真空にも伝わる、直接に人びとの心に響くクリアでピュアでシュアな「なにか」でした。ヴァイオリンひとつから弦楽四重奏、室内管弦楽、そして大編成オーケストラへ。キャロラインの音楽は月どころか、地球にまで響くようになります。<br />　最初はジョイとハイ・ファイのためだった。でも今はあの失われた街、自分を守って亡くなった夫、そしてその悲しみを抱えて沈黙するしかなかった自分のために……。ようやく過去を受け入れ、未来を見ることができるようになった彼女はジョイに言います。「あなたのお母さんになれるかしら」。<br /><br />　<strong>『小さき花や小さき花びら』</strong>は、キャロラインの息子となったジョイが成長し、インターンとして「たんぽぽクレーター」にやってくるところから始まります。<br />　なぜ「たんぽぽクレーター」に子どもが多いのか。それは、1999年にニューヨークで起こったミニ水爆の誤爆事故で、放射能を浴びながら命を賭して子どもたちを助けた旧友の遺言があったから。「ニューヨークっ子を、あなたは見捨てないでください」。満地球の美しい夜、マックギルベリー院長はその青と同じ青い目をしたサイボーグのことを思い出します。<br />　しかしながら、思うように動かないのが子ども。８人兄弟の養親を探そうにも、全員いっしょというのは難しく、しかし子どもたちは離れ離れはイヤだと反抗的。悪ガキどものボスは、なぜかネコをいじめてばかり。拳を握りしめたまま、動くことも話すこともしない少女。熱湯を浴びせられ、皮膚移植が完了した少女の、親の虐待を問う裁判。爆破テロで足を失った少年のリハビリ。<br />　さらに、娘を病気で失い、寄付を打ち切ると言ってきた出資者。子どもを暴力でしつけようとする新入り医師。<br />　どれもこれもが難問で、到着するはずのインターン、なつかしのジョイは行方不明。マックギルベリーは、満地球に旧友の約束を思います。──いつかあなたの時間が動かなくなったとき、（私の残留思念で）動かしてあげます。「なにも動かないということは、まだまいっていないということなのだろう」。<br />　忙しい日々のなか、見落とし、見失い、気づかずにいることがたくさん。いつしか「気づき」の心を失っていたことに気づいたとき、やさしい残留思念の波がマックギルベリーに見せたものは……。<br /><br />　<strong>『空の上のアレン』</strong>は、より以前の物語。飛行能力をもつ超能力者アレンの、超音速への挑戦が描かれます。<br />　筒井氏の真骨頂、第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけての軍用機が次々に登場するのが楽しい作品。夜空に道を失ったアレンを、リンドバーグのスピリット・オブ・セントルイス号からライト兄弟のライトフライヤー号、果てはイカロスに至るまで、飛行を目指した者たちが導くさまに感動！<br />　その裏では、北方のノルランド国の政変がらみの陰謀が進行。ハイ・ファイがサイボーグになった理由やマックギルベリーとの出会い、そしてアメリカ海軍の航空母艦、原子力空母エンタープレイズがマックギルベリー月面研究所として月に上がった経緯などがわかったり……。<br />　「ハイ・ファイ年代記（クロニクル）」として見ると、『小さき花や小さき花びら』と時間的なパラドックスがあるけれど、気にしない。いわゆる、ひとつの平行宇宙（笑）。<br /><br /><br />　一連の作品のメインキャラクターのひとり、ハインリヒ・ハイ・ファイと、アメリカのTVドラマ『Beauty & The Beast（美女と野獣）』のヴィンセント。このふたりのおかげで、シェイクスピアやブラウニング、ブレイク、ワーズワース、リルケ、カミングスなどの詩に興味をもったのでした。<br /><br />　Ye that pipe and ye that play,	 <br />　Ye that through your hearts to-day<br />　Feel the gladness of the May!<br />　What though the radiance which was once so bright<br />　Be now for ever taken from my sight,<br />　Though nothing can bring back the hour<br />　Of splendour in the grass, of glory in the flower;<br />　We will grieve not, rather find<br />　Strength in what remains behind;<br /><br />　「笛吹くものよ、戯（たわむ）るるものよ<br />　　今日、５月のよろこびを<br />　　全身に感ずるものよ<br />　　かつて輝やかしかりしもの<br />　　今やわが眼より永（とこし）えに消え失せたりとも<br />　　はた、草には光輝、花には栄光ある<br />　　時代を取り返すこと能（あた）わずとても何かせん<br />　　われら悲しまず、寧（むし）ろ<br />　　後に残れるものに力を見出さん」<br /><br />William Wordsworth（「536. Ode Intimations of Immortality from Recollections of Early Childhood」より抜粋）<br /><br />　『小さき花や小さき花びら』の第一章でいちばん印象的なシーンの背景に綴られたワーズワースの詩。『Beauty & The Beast』でも、ヴィンセントが低く響く青銅の声で口ずさみます。<br />　筒井作品には魅力的なキャラクターが多々登場しますが、この詩を聞くと涙がにじむくらい、ハイ・ファイのことが好きでした（いや、今でも好きですが！）。<br /><br /><br />　月面クレーターにつくられた総合医療都市というSFな設定。毒気のない、かわいらしく、ファンタジーめいた容姿のキャラクターたち。アメリカ文学に多大に影響を受けたと思われる、ネーミングやエピソードの数々。<br />　やわらかい印象の画稿に描かれる事象は、しかし「いつか起こりそうな」現実の恐怖。そこから生まれる悲劇や感情の迸りもまた、いつか私たちが遭遇しそうなことに感じます。<br />　「地球崩壊の予言書」めいた恐さと追い詰められたキャラクターたちの感情のリアルさと、それをやわらかくオブラートに包んでしまう絵柄と子どもたちに託された未来を感じる明るさ。これらが不思議に混ざり合って感動をつくりあげているところが、筒井作品のたまらない魅力です。
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<title>東京三世社、９月末に任意整理</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2010-08-14 07:54:59+09:00</issued> 
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　10月までは、Twitterでつぶやいたことを、できるだけ週末にまとめてblogにUPしていきます。<br /><br />　８月３日、「新文化」のサイトにて東京三世社の廃業のニュースを知り、意気消沈しています。アダルト雑誌の老舗として知られていますが、1978年から1995年ごろにかけてSFマンガを発掘・開拓し、良作を世に送り出してくれた出版社でもありました。<br />　「少年少女SFマンガ競作大全集」は購読していませんでしたが、派生であるハードカバーのコミック本「マイコミックス」シリーズは、何度かの転居にも手放すことなく、今でも読み返す宝物。山田ミネコの『雲中飛行（ジ・イン・クラウド）』『最終戦争』、佐々木淳子の『Who！ 超幻想SF傑作集』、たらさわみちの『眠れる翼』、奥友志津子の『冬の惑星』、佐伯かよのの『闇からの呼び声』、柴田昌弘の『狼少女ラン』……。こうして並べると、SFマンガにハマる入り口だったなあと思い出されます。<br /><br />　特に私の心のバイブルのひとつである筒井百々子の『ものまね鳥シンフォニー』全２巻と『小さき花や小さき花びら』、そして『空の上のアレン』全４巻を、ソフトカバーとはいえA5判で、カラーページ付きで上質な紙と印刷で発行してくれたことには、どんなに感謝しても足りません。この７冊は、本棚の中でも私のいちばん近く、日焼けしないところに大切に保管しています。<br />　『ものまね鳥シンフォニー』と『小さき花や小さき花びら』の「もうひとつのたんぽぽクレーター」シリーズと『空の上のアレン』が掲載された「クレッセント」はほぼ毎号買ってました。『空の上のアレン』の連載が終わってからは買わなくなったのですが、おかげで単行本にならなかった「ヴェルスタソナタ」を逃してるんですよね。ううむ、悔しい。<br /><br />　ファンタジー系の「ネオファンタジーCREW（クルー）」<del>「ペンギンカフェ」</del>も一時期購入してました。私のマンガ歴、東京三世社の存在が大きすぎる！<br /><br />　なんという寂寥感。夏真っ盛りに、心に冷たい隙間風が吹いています……。<br /><br /><br /><strong>「新文化」ニュースフラッシュ</strong><br /><a href="http://www.shinbunka.co.jp/news2010/08/100803-01.htm" target="_blank">http://www.shinbunka.co.jp/news2010/08/100803-01.htm</a><br /><br /><br />＜追記＞　3. Sep. 2010<br />　コメントでご指摘をいただき、「ペンギンカフェ」を「ネオファンタジーCREW（クルー）」に訂正しました。「ペンギンカフェ」は徳間書店発行でした。こちらも買っていたのに、なぜ間違えるかな……＞自分。<br />　謹んで訂正させていただきます。joseさま、ありがとうございました。
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<title>Twitterを試してみる。</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2010-08-10 04:05:28+09:00</issued> 
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　Twitterの仕組みを知りたくなり、期間限定で設置してみました。とりあえず９月末日まで。おもしろみ、あるいは便利さを実感できたら以降も続けるかもしれませんが、今のところは暫定設置です。<br />　多忙なおりの文章未満の吐き出し、「日記」用ネタのメモ、気になるニュースのプールに使う予定。フォローやリツイート（RT）がTwitterの醍醐味なのでしょうが、もっぱら自分のつぶやきオンリー。RTタグでマークしても、リツイートのつぶやきはしない方針で試してみます。<br /><br />　９月末日でアカウントを削除する予定ですので、フォローについては、しておいたほうがチェックに便利という方だけどうぞ。<br />　知り合いの方がフォローしてくださった場合、リフォローさせていただきます。いずれ消えることが前提ですが……すみません orz。<br /><br /><a href="https://twitter.com/okada_nao" target="_blank">https://twitter.com/okada_nao</a>
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<title>私的「神アニメ」、『宮澤賢治　銀河鉄道の夜』はここがすごい！</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2010-08-02 01:10:25+09:00</issued> 
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<![CDATA[
　それは闇を切り裂いて出現した風景。夏の午後２時の陽射しを浴びて、青空の下、はるかに広がる緑のなかに黄色が際立つトウモロコシ畑。その空間にひそりと現われたプラットホームの上空には、古びた大時計。左右に大きく揺れる振り子が、ゆったりとしかし厳粛に時を刻む。<br />　明るい光は客車のなかにも充ち満ちて、乗客たちはゆるゆるとした微睡みに沈む。彼方に湧き上がった音は、どこかなつかしい調べとなり、鼓膜をくすぐる。その曲、アントニン・ドヴォルザークの交響曲第９番「新世界より」。<br /><br />　1985年に劇場公開された杉井ギサブロー監督によるアニメ映画『宮澤賢治　銀河鉄道の夜』。そのなかで特に忘れられない映像が、「新世界交響楽」のシークエンスです。<br />　カッチカッチと時を刻む振り子の音が聞こえるにもかかわらず、時間が止まったように感じる、まさにエーテルに包まれたようなやわらかな重みのある静寂。大きな緑の葉に包まれたトウモロコシの実の、まるでフィンセント・ファン・ゴッホのひまわりの黄色のような鈍い鮮やかさ。青い空と緑と黄色のトウモロコシ畑の三元の色の境目からまるで雲のように湧きたってくる「遠き山に日は落ちて」、もとい「新世界より」第２楽章ラルゴ。<br />　それは、「夏の午後の静謐」と名付けたいような一枚の「絵画」として、劇場で観たときから25年が経った今も私のなかでひとつの原風景になっています。<br /><br />　『宮澤賢治　銀河鉄道の夜』は、まずVHSで購入し、次にDVDに買い換え、おりおりに鑑賞している、私にとっての「神アニメ」。<br />　なにがいいかって、まずはその世界観を決定づけている、イラストレーターの塚本馨三と馬郡美保子（まごおりみほこ）による背景美術！　現実にありそうでなさそうな、確かな存在感があるのに、夢のなかの風景のような危うさを感じるところは、ルネ・マグリットの不可思議な風景画のよう。街角に人の気配があるのに、建物や自然物が織り成す光と影と色がしんとした生命のない無音を奏でるさまは、ジョルジョ・デ・キリコの形而上絵画のよう。<br /><br />　闇のなかで光に照らされて浮かぶススキの穂、それ自体が小さな炎を抱えた紫水晶のランプのように輝くリンドウの花。化石化したプリオシン海岸と、120万年という時間に押しつぶされていく白鳥座の町。打てば響くような沈黙と影に無気味に沈むアルビレオの観測所。そして先述のトウモロコシ畑……。<br />　アナログならではのやわらかなタッチの背景画に、星座を形づくる一等星、二等星、三等星を表わす三角標が現れては消える。その三角標の大胆な解釈……デジタルっぽく図形化された光による演出がまたすばらしい！<br /><br />　もともとイマジナティブな原作小説について、ここまでイメージを広げることができるのか、ここまで表現できるのかという、想像力の限りのなさを教えてくれる映像。<br />　さらに耳から不可思議な現象を構築してくれるのが、イエロー・マジック・オーケストラ（YMO）を「散開」した細野晴臣の音楽。絵で描かれた「幻想第四次」の世界を、より「知っているようで知らない、懐かしさと同時に初めての驚きを感じる、身近にありそうなのにこの世ではあり得ない」空間へと昇華させています。<br />　小説という表現方法のなかで、ここまで音の描写にこだわった作家は少ないんじゃないかと思われる宮沢賢治。細野氏のエキゾチックでエスニックな「宗教や民俗学など神秘的な趣味」（wikipedia）が遺憾なく発揮された音は、きっと賢治の耳にかなったに違いないと思える。それほどに原作小説と合わせて聞いても違和感のない、完成度の高い曲の数々。<br />　この２点だけで、『宮澤賢治　銀河鉄道の夜』は充分に魅力的なのですが……。<br /><br />　ストーリーについては、賢治が物語にこめた思いを大切に拾いつつ、かなり大胆なシーンの取捨選択がされています。<br />　特に注目すべきは、「讃美歌三〇六番」（讃美歌三二〇番）の扱い。アニメオリジナルの通信技師が雑音だらけの「三〇六番」の歌詞を耳にするところから、中盤のクライマックスが始まります。原作小説では「パシフィック」「氷山」というキーワードで連想を促すタイタニック号の沈没を劇中劇のように描き、実際にあったエピソードである、沈没時に歌われた「三〇六番」をここで流すことで、灯台守の「ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら、峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから」という言葉につなげる、怒涛のち静寂の展開。<br />　このとき青年と灯台守の間で交わされた「死生観」は主題となり、蠍の火のエピソード、そしてカムパネルラの涙とジョバンニの「僕はもう、あのサソリのように、ほんとうにみんなの幸いのためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない」というセリフにリフレインされていきます。<br />　音がつけられる映像作品ならではの演出ですね。『宮澤賢治　銀河鉄道の夜』において、「讃美歌三〇六番」は、その美しい旋律と死の悲哀を神のもとへ行く喜びに転化する歌詞の両方で、「銀河鉄道」という存在のテーマ曲になっているように思います。<br /><br />　そして、なにより私にとってよかったのは、タイタニック号から銀河鉄道に乗ってきた青年と子ども二人以外は、みんなネコの姿をしていること！　これは、ますむらひろしが描いたマンガ『銀河鉄道の夜』を原案にしてるからですが、おかげで登場人物のイメージが固定化されずにすみました。<br />　もしジョバンニとカムパネルラが人間の姿で描かれていたら、それがどんな姿だったとしても「なんか違う」という気持ちがつきまとって、アニメ版はもちろん、原作小説も楽しめなくなっただろうと思うのです。<br />　劇場公開されたときは賛否両論あったそうですが、私はネコで正解だったと、とてもありがたく感じています。<br /><br />　エンディングの常田富士男の朗読による、賢治の詩集『春と修羅』の「序」の一節に到るまで、原作についての熟考と映像化するうえでの計算が行き届いた作品。ここまで原作について研究されたアニメ化作品は、最近では細田守監督の『時をかける少女』くらいかなというところで、『宮澤賢治　銀河鉄道の夜』は私にとって稀有なる「神アニメ」なのです。
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<title>夏の星座のもとで読むマンガ版『銀河鉄道の夜』</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
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　７月１日、集英社から「マンガで読む文豪作品」というキャッチフレーズで文庫本サイズの「MANGA BUNGOシリーズ」が創刊されました。日本の近代文学をマンガ化した書籍はすでにいくつか存在しますが、このシリーズがすごいのは、すべて描き下しマンガで７月、８月、９月、10月と毎月10冊ずつ一挙に刊行されること。<br />　たとえば７月１日に発売された第１弾は、太宰治の『人間失格』（マンガ：伊藤チカ）、『走れメロス・富嶽百景』（マンガ：高芝昌子・井沢まさみ）、野坂昭如の『火垂るの墓』（マンガ：三堂司）、林芙美子の『放浪記』（マンガ：三原陽子）、森鴎外の『舞姫』（マンガ：藤丞めぐる）、夏目漱石の『こころ』（マンガ：吉崎凪）、『坊ちゃん』（マンガ：大倉かおり）、芥川龍之介の『藪の中・羅生門』（マンガ：坂本久作）、『地獄変』（マンガ：未浩）、そして宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』（マンガ：北原文野）。まさに「この文豪ならこの作品！」のラインナップです。<br /><br />　2007年、『人間失格』の文庫本の表紙イラストを『DEATH NOTE』の漫画家・小畑健が描き下ろして大ヒット！　2008年には『こころ』『地獄変』を再びの小畑健、『伊豆の踊子』を『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦、『汚れつちまつた悲しみに……（中原中也詩集）』を『テガミバチ』の浅田弘幸が描き下し。さらに去年には『地獄変』『堕落論』を『BLEACH』の久保帯人、『走れメロス』を『テニスの王子様』の許斐剛が手がけました。<br />　人呼んで「お固い文学作品の表紙イラストを『ジャンプ』の人気漫画家が描いたら売れちゃったシリーズ」。今年の「集英社ナツイチ2010」では『銀河鉄道の夜』『汚れつちまつた悲しみに……』（新装版）を浅田弘幸、『たけくらべ』を『いちご100%』の河下水希、『シャーロック・ホームズ傑作選』を『D.Gray-man』の星野桂、『十五少年漂流記』を『ZETMAN』の桂正和が描き下ろしています。<br /><br />　文学作品とマンガとの親和性を見せつけてくれた集英社から、いずれ文豪の諸作品のマンガ版が発売されることは想像に難くなく、今回の発売は満を持してというところでしょうか。<br /><br />　その「MANGA BUNGOシリーズ」から宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読みました。マンガを担当するのは、『夢の果て』『瞳に映るは銀の月』など、虐げられる超能力者を主人公にした「Pシリーズ」を代表作にもつ北原文野です。<br />　実は、この作品を読むまでにかなりの葛藤がありました。<br />　まず、私は小説のマンガ化作品は基本的に読みません。漫画家が原作に殊更に思い入れてマンガ化したものでないかぎり、特にこういう「日本文学の紹介」といったスタンスのマンガ化は、単なる小説のダイジェストになりがちで、小説のよさが伝わらないまま筋書きだけわかってしまうという中途半端なものに感じるからです。<br />　また、『銀河鉄道の夜』は私の聖域のひとつで、イメージが固定化されてしまうような画像・映像はできるだけ目に入れたくないと思ってきました。特にジョバンニとカムパネルラについては、挿絵にもその姿を描いてほしくないほど。私の頭のなかでも、この二人は容姿をもたない、影のような存在なのです。<br />　さらに、1985年に公開された劇場版アニメ『宮澤賢治　銀河鉄道の夜』が私にとって「神アニメ」で、ジョバンニたちの住む町や郊外の景色、ケンタウル祭のようす、銀河鉄道の窓外に現れては消える風景……ジョバンニとカムパネルラ以外のイメージは、すべてこのアニメ映画に描かれたヴィジュアルに拠っています。だから、アニメの映像から離れた絵を見ると、間違いなくマイナス方向に違和感を覚えるだろうなという予感がありました。<br /><br />　では、なぜ北原文野版『銀河鉄道の夜』を手に取ったか。それは、内向的な少年の感情や行動の描写と「せつなさ」の表情表現に魅力があり、繊細な線で描かれる西欧風の風景が独特の世界観をつくりあげている北原氏のマンガと『銀河鉄道の夜』が融合したら、どんな「絵」になるのか、興味があったからです。<br />　不安半分、好奇心半分でコンパクトな文庫サイズの本を開き……うん、普通におもしろかった。<br /><br />　いちばん不安だったジョバンニとカムパネルラの容姿は、「ああ、こんな感じかもしれないな」という納得の造形。北原氏の描線の繊細さが幸いして、押しつけがましさがないところがいいです。マンガを読んでいる間は二人はこの姿だけれども、原作小説を読むときにはまた影の存在に戻ってくれるのが、私にはたいへんありがたい。<br />　街なかの建物は西欧風、郊外の景色は岩手の農場を彷彿させる背景の設定もほどよく現実感があって、自然に物語世界に入ることができました。<br />　銀河鉄道に乗ってからの窓外の風景も「現実にありそうな風景」から乖離することなく、そこが北原版『銀河鉄道の夜』の「いいところ」なのかなと思います。原作小説を知っている者から見ると、幻想世界であるはずの銀河の風景が現実的に描かれていることに物足りなさを感じるのですが、初めて『銀河鉄道の夜』に触れる人にとっては、日常から逸脱した風景が展開されるのも戸惑いの元になるでしょう。<br />　むしろ、現実世界の風景も、銀河鉄道に乗ってからの風景も、同じタッチ、同じ視点、同じ次元で描かれているところが、北原版『銀河鉄道の夜』の特長と言えるかもしれません。<br /><br />　ただ、やはり原作小説のダイジェストになっているところは、仕方がないとはいえ、少々残念なところ。ページ数に限りがあって原作小説のすべてを描くことは、しょせん不可能。であるならば、もう少しジョバンニとカムパネルラの、二人の心の動きに焦点を当てて構成してもよかったかも。<br />　二人の父親が友人同士だったこともあって、小さい頃から仲が良かったジョバンニとカムパネルラ。しかし、北の海に漁に出たまま消息を絶った父親の代わりに、朝も放課後も働いて家計を助けるジョバンニは遊ぶ暇がなく、父親が密漁で捕まったという噂もあって級友たちと疎遠になります。クラスでただひとりジョバンニを気づかってくれるカムパネルラも、遊ぶのは級友たちといっしょ。放課後、バイト先の印刷所へ急ぎながら、ジョバンニはカムパネルラを級友たちに取られてしまったような、寂しさに心を痛めます。<br />　だからこそ、銀河鉄道でカムパネルラと再会し、二人だけで旅ができると知ったとき、ジョバンニは飛び上がるほどうれしかったんですね。ずっと願っていたカムパネルラと友だちとして語らえる時間を邪魔されたくなかったから、隣りに座ってきた鳥捕りをうっとおしく思い、途中から乗ってきた女の子と仲良く話すカムパネルラに拗ねてしまいます。<br />　一方、カムパネルラはたぶん最初はジョバンニも自分と同じような事情で銀河鉄道に乗り、同じところまで行くと思っていたでしょう。でも検札でジョバンニの切符が自分とは違うもので、「どこまででも行ける」通行券と知り、そこでおそらくジョバンニと自分の間の齟齬を感じます。<br />　「カムパネルラとどこまでも行く」。それがかなわないかもしれないという不安を小さく抱えつつも、二人でいられる喜びに胸いっぱいのジョバンニ。<br />　「別れるべきところで、自分たちは別れなければならない。もはや同じ道をどこまでも行くことはできない」。結局、死という闇へはひとりで行くしかないのだと覚悟を決めたカムパネルラ。<br />　この二人が銀河鉄道に乗り合わせたのは、健気なジョバンニへの贈り物だったのか、それとも自分を犠牲にして人を救ったカムパネルラへの慰めと救済だったのか。<br /><br />　そこから紐解いていけば、深く描かなければならないシーン、１コマで終わらせてもいいシーンの取捨選択ができて、物語がぐっと身近なものになったのではないか、と、これはシロウト考えでしょうか。<br />　鳥捕りを、なぜジョバンニもカムパネルラも邪魔に思ってしまったのか。なぜカムパネルラが女の子と親しく話したのか。なぜそれを見たジョバンニが哀しくなってしまったのか。そして、なぜジョバンニの「どこまでもどこまでもいっしょに行こう。僕はもう、あのサソリのように、ほんとうにみんなの幸いのためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない」という言葉を聞いて、カムパネルラが涙を浮かべたのか。<br />　一本の線でつながりそうなところが微妙にぼけてしまっていて、「ああ、もう一歩踏み込んでほしい～」なんてちょっともだもだしてしまいました。<br /><br />　あと、やはり灯台守は年老いていてほしかった。あの「なにがしあわせかわからないです」のセリフは、年齢を重ねた人が言ってこそ説得力があると思います。というか、銀河鉄道にはもっと年寄りが乗ってないと！（笑）<br />　それと、船が沈むときとカササギの森から聞こえてくる「讃美歌三〇六番」（讃美歌三二〇番）は、歌詞を出してもよかったのでは……。<br />　「主よ、みもとに　近づかん<br />　　登る道は　十字架に<br />　　ありともなど　悲しむべき<br />　　主よ、みもとに　近づかん」<br />　この讃美歌があってこそ、灯台守の「峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから」の言葉が生きてくると思うんですけどね。<br /><br />　と、まあ、こんなふうに、『銀河鉄道の夜』は、個人的な思い入れや解釈をもっている方がたくさんいる作品です。ディープでマニアックなファンが多いと言ってもいいでしょうか。ですから、北原氏が『銀河鉄道の夜』をマンガ化すると知ったとき、「うわあ、またいちばん難しい作品を……」となぜか私が頭を抱えてしまった次第。でも、完成したマンガ版を見れば、原作に忠実に、ひじょうにニュートラルな見地から描かれていて、初めて読む方に向けてなら、このかたちが最上だったかもと思えます。<br /><br />　原作小説を知っている方も、知らない方も、白鳥座、鷲座、琴座が真白き「夏の大三角」を描き、蠍座の赤い星アンタレスがひときわ美しく輝く夜空のもと、ほんわかせつない北原文野版『銀河鉄道の夜』を読まれてみてはいかがでしょう。<br /><br /><br /><strong>「『マンガで読む文豪作品』ホーム社MANGA BUNGOシリーズ」サイト</strong><br /><a href="http://www.shueisha.co.jp/home-sha/manga/bungo/index2.html" target="_blank">http://www.shueisha.co.jp/home-sha/manga/bungo/index2.html</a><br /><br /><strong>第一弾10冊（７月１日発売）リスト</strong><br /><a href="http://www.shueisha.co.jp/home-sha/manga/bungo/bungo.html" target="_blank">http://www.shueisha.co.jp/home-sha/manga/bungo/bungo.html</a><br /><br /><strong>集英社文庫「世界をめくろう。 ナツイチ2010」サイト</strong><br /><a href="http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/" target="_blank">http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/</a><br /><br /><br /><img src="http://www.h3.dion.ne.jp/~zatsubun/LOVELOG_IMG/kitahara_ginga.jpg" alt="kitahara_ginga.jpg" width="140" height="200" hspace="5" class="pict" /><br />『銀河鉄道の夜』（MANGA BUNGOシリーズ）　マンガ：北原文野<br /><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4834263053?ie=UTF8&tag=homesha-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4834263053" target="_blank">amazon詳細ページへ</a><br /><br /><a href="http://www.h3.dion.ne.jp/~zatsubun/LOVELOG_IMG/natsuichi_ginga.jpg" onclick="window.open('http://www.h3.dion.ne.jp/~zatsubun/LOVELOG_IMG/natsuichi_ginga.jpg','popup','width=249,height=350,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.h3.dion.ne.jp/~zatsubun/LOVELOG_IMG/./natsuichi_ginga-s.jpg" alt="natsuichi_ginga.jpg" width="109" height="160" border="0"  hspace="5" class="pict" /></a><br />集英社文庫「ナツイチ2010」特装版『銀河鉄道の夜』　表紙イラスト：浅田弘幸<br /><a href="http://www.amazon.co.jp/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%AE%E5%A4%9C-%E5%AE%AE%E6%B2%A2-%E8%B3%A2%E6%B2%BB/dp/408752003X/ref=sr_1_4?ie=UTF8&s=books&qid=1280622128&sr=1-4" target="_blank">amazon詳細ページへ</a>
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<title>正解は……。</title> 
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  <issued>2010-07-29 06:49:57+09:00</issued> 
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　降雨予報の片頭痛でしたか。雨降ってますよ、今。<br /><br />　片頭痛の処方薬のレルパックスと、副作用で起こる吐き気防止のナウゼリンを飲んだけど、まだ治まらない。久方ぶりの大モノです。まいったな……。<br />　ついでに、レルパックスの副作用の肩こり、体の痛み、倦怠感ってなんだ？　飲む前から肩こり、眼痛、倦怠感がバリバリなのに、さらに重なるってことですか!?　勘弁してください orz。
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<title>頭が痛い……。</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2010-07-29 05:55:07+09:00</issued> 
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<![CDATA[
　「本日の南関東、本格的な降雨をお知らせします」という、天気予報的片頭痛か。<br /><br />　「眼圧、急上昇中！　眼圧、急上昇中！　早急の対策をお願いします」という、眼精疲労の警告的頭痛か。<br />　急な取材依頼で、ひと晩でアニメ作品12話分を一気見したうえ、徹夜のままインタビューに行くハメになった昨日……。<br /><br />　「ついにキました夏バテ！　恒例の夏バテ！　今年はちょっと早くないですか～」という、熱中症手前の頭痛か。<br />　暑さ真っ盛りの13時に新宿駅から取材現場まで20分歩いたからな。帰りは16時過ぎだったので、暑さはマシになってました。<br /><br />　さあて、どれが正解だ!?
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<title>冷めてもおいしい涼味たっぷりの「冬瓜と豆腐と茗荷の味噌汁」</title> 
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<![CDATA[
<br /><a href="http://www.h3.dion.ne.jp/~zatsubun/LOVELOG_IMG/tougan_misoshiru.jpg" onclick="window.open('http://www.h3.dion.ne.jp/~zatsubun/LOVELOG_IMG/tougan_misoshiru.jpg','popup','width=243,height=267,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.h3.dion.ne.jp/~zatsubun/LOVELOG_IMG/./tougan_misoshiru-s.jpg" alt="tougan_misoshiru.jpg" width="143" height="160" border="0"  hspace="5" class="pict" /></a><br /><br /><br />　一昨日、「冬瓜とむき海老のあんかけ」をつくったときに、皮を剥き、ワタを取って半分ほど冷蔵しておいた冬瓜を使って、今日は「冬瓜と豆腐と茗荷の味噌汁」をつくってみました。<br /><br />　味噌汁はあんかけよりも簡単で、まず冬瓜を食べやすいサイズに切り、鍋に湯を沸かしたなかに入れて10分ほど煮ます。串などで刺して冬瓜が柔らかくなっていたら、箸でボウルに引き上げます。<br />　鍋に水450ccほど沸かし、そこに茹でた冬瓜を投入。みりんを大さじ１杯、「液みそ 合わせみそ」を大さじ３杯入れてかきまぜます。ひと煮立ちさせて、豆腐を食べやすい大きさに切ったものを投下。味をみて、調節。もうひと煮立ちさせたら、火を止めてフタをします。茗荷は１個分を縦に細く切ったものを、水でサッと流してアクを抜きます。これで３食分。<br /><br />　味噌汁をお椀に入れて、茗荷を添えたら出来上がり。ですが、冬瓜の味噌汁も冷めてもおいしい料理ですので、ほどよく冷ましてからいただきました。やはり旬の野菜の味噌汁は、いつもの味噌汁よりもおいしく感じますv<br /><br />　冬瓜とか、ジャガイモやサツマイモなどの芋類とか、厚切りの大根とか、厚みのある具には、みりんを入れると、味わいにコクが出て旨味が増し増し。私は（というか、祖母の流儀では）ナスやタマネギ、ワカメ、葉ものや魚介類の味噌汁にはみりんは使いませんが、試してみて口に合うようでしたら、味噌汁全般の隠し味にするのもいいかもしれません。
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<title>冷え冷えがおいしい夏料理「冬瓜のあんかけ」に挑戦！</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2010-07-23 20:41:28+09:00</issued> 
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<![CDATA[
<br /><a href="http://www.h3.dion.ne.jp/~zatsubun/LOVELOG_IMG/tougan_ankake_7.jpg" onclick="window.open('http://www.h3.dion.ne.jp/~zatsubun/LOVELOG_IMG/tougan_ankake_7.jpg','popup','width=242,height=273,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.h3.dion.ne.jp/~zatsubun/LOVELOG_IMG/./tougan_ankake_7-s.jpg" alt="tougan_ankake_7.jpg" width="139" height="160" border="0"  hspace="5" class="pict" /></a><br /><br /><br />　「夏に食べたい料理」のなかで、茄子の味噌汁に並ぶ好物が、冬瓜（トウガン）の煮物です。スーパーで冬瓜４分の１玉が158円で売られているのを見たとたん、冬瓜のあんかけと味噌汁が頭に浮かんで離れなくなったので、買ってしまいました。<br />　この時期、瓜系の野菜・果物の皮とワタは冷凍庫に入れないと、普通にゴミ箱に捨てると匂いで死にそうになるんです。でも冷凍庫にはすでにブルーベリーや上乾ちりめんじゃこや塩鮭やコーヒーやピノチョコアソート（26個入り）や袋一杯の乾電池が入ってるんです。……冬瓜のおかげで、冷凍庫の整理をするハメになりました。ここのところ整理整頓づいてるなあ。<br /><br /><br />　本日は「冬瓜とむき海老のあんかけ」に挑戦！<br />　まず冬瓜４分の１個を横に４等分し、それぞれを縦に幅の広いところは４等分から３等分、ヘタの部分は２等分します。小さな積み木みたいになったそれぞれのワタ部分と皮部分を包丁で切り落とします。皮は厚めに剥かなくても、果肉に緑がギリギリ残らない程度に薄く切り落としてオーケイです。<br />　あんかけに半分使って、あとの半分は味噌汁用に容器に入れて冷蔵庫へ。あんかけに使う分を食べやすい大きさに切ります。このとき、できるだけ大きさや形をそろえるのがミソ。小鍋に湯を沸騰させ、冬瓜を入れて10分弱、中火で茹でます。<br />　別の鍋に水200ccと「キッコーマン 本つゆ香り白だし」を大さじ３杯半、みりんを大さじ１杯、日本酒を少々入れて沸騰したところに茹でた冬瓜を投入。むき海老（約100g）を２～３等分に切って投下。これでひと煮立ちさせ、味をみて、必要ならしょうゆを香りづけ程度に加え、弱火で10分ほど煮てから、火を止めて20分ほど放置します。<br />　茗荷を縦に細かく切ったものと、片栗粉中さじ１杯を中さじ１杯の水に溶かしたものを鍋に入れ、最後にもうひと煮立ちさせて出来上がり。３食分です。<br /><br />　温かいうちに食べるのもいいですが、冬瓜のあんかけはやはり冷え冷えがおいしいのですv　鍋で十分に冷ましてから、器に箸で冬瓜、むき海老、茗荷の順に盛りつけていき、最後に玉じゃくしで煮汁だけ別の器に入れ、チューブの生しょうがを溶かし入れてから、冬瓜の上からかける感じで加えます。<br />　器ごと冷蔵庫で冷やして、いただきますv　冬瓜のやさしい食感と味わいに生しょうがと茗荷がアクセントをつけて、なかなか美味に仕上がりました。<br />　次は「冬瓜と茗荷の味噌汁」に挑戦だ！
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<title>暑いぜ、NIPPON！　暑気あたりバテ気味</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2010-07-20 23:15:00+09:00</issued> 
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<![CDATA[
　早朝、レースカーテンを洗濯機に放り込んで洗い、干してから出かけました。夕方には風にバサバサ煽られて、乾き度200％（笑）。早速、カーテンレールに取り付けました。洗濯前よりカーテンを通して入ってくる光が幾分明るくなった気がします。レースの目詰まりもなくなって、風の通りもよくなったような……。たまには洗わなきゃ、ですね。<br /><br />　駅のホームに立っているだけで、汗が絶えず背中を伝うような炎暑。水分補給はマメにしていたものの、パン１個の昼食もアイスコーヒーで流し込むようなありさまで、食欲が機能してくれません。暑気に負けると、胃腸が硬化してぴくりとも動かなくなり、熱くて重いものを体内に抱えているという感じになるんですよね。<br />　帰宅して、冷房を入れて、シャワーを浴びて、スポーツドリンクを飲んで、１時間ほどベッドに横になって、ようやく冷やしうどんでも食べようかという気になりました。夏の間は自宅に引きこもっていたい……。<br /><br />　先週来の30度超えの快晴続きでアスファルトやコンクリートがすっかり熱せられて、夕方になっても冷めないんですね。おかげで、日が落ちて風が吹いてわずかに気温が下がっても、地面から熱がもわもわ上がってくるので、日中と変わらず暑い！　そろそろ降雨が、せめて長めの夕立ちが欲しいところです。<br />　先週は選挙に行こうとしたら雨降りで、ぶつくさ言いながら出かけたのに、今日は雨が切に待ち遠しい。我ながら勝手なものですね。<br />　さて、今夏第１弾というノリのこの猛暑、いつまで続くのでしょうか。
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<title>本日は衣替え＆布団替えデー</title> 
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  <modified>2011-11-08T04:51:25Z</modified> 
  <issued>2010-07-19 23:06:05+09:00</issued> 
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<![CDATA[
　暑い！　世田谷区、本日36度の猛暑。空気の熱さに息苦しさを感じて、今夏、初めてクーラーのスイッチを入れました。ああ、なんかすごく生き返る感じ。<br /><br />　昨日今日と、熱暑ながら、空気は乾いていて風も強かったので、洗濯デーに決定。昨日は洋服類を、今日はシーツやベッドパッドを洗って、一気に衣替え＆布団替えです。<br />　敷き布団、掛け布団共に朝７時過ぎから10時過ぎまで干して、午前中で取り込み！<br />掛け布団は押し入れの中に押し込み！　敷き布団は乾いたベッドパッドとシーツを掛けたあと、ゴザを敷いて夏仕様に。ゴザをビニール袋から出したときにふわっと漂う、い草の香りがいいんですよねv<br /><br />　そうでなくても物でいっぱいの、クローゼット兼用の押し入れに掛け布団、毛布、ボアシーツが加わるので、夏いっぱい、押し入れの開け閉てには雪崩注意報が発令されるのですが、まあ、今年もなんとか収まってよかったよかった。<br />　網戸と窓の拭き掃除も終了。これで夏を過ごす準備が整いました。明日はカーテンを洗ってから出かけようかな。
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